株式番組で触れなかった3つ
2021年04月08日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、本日4/8木曜日午前9時から東証寄り付きに合わせて日本テレビ・日テレNEWS24(BS/CS)
「Market News」に電話出演をさせて頂きました。(お相手は大重麻衣アナウンサー)
↑画像クリックでご覧下さい。
で、株式番組でしたので深く触れなかったことがあります。
一つは現在の1ドル110円割れに関して。
それまでのドル買い/円売り・スイスフラン売りの反動・巻き戻しなのかドルスイス下落でとの
併走感が強く、注視すべき動き、と考えていることです。
二つ目は4/13のラマダン断食月を控えトルコ・エルドアン大統領が行動制限強化を再表明し、
「政策金利は1桁台に下がる」とトルコ中銀の金融政策関与を改めて強く意識させる発言を
していることです。

エルドアン大統領の側近として昨年11月にトルコ中銀の新総裁に就任したアーバル氏。
市場対話を努め、消費物価CPIとの整合性から政策金利(1週間物レポ金利)を段階的に引き上げ、
インフレ抑制を優先課題として19%まで利上げを進めました。
リラ円も昨年末から一定の見直しが入り上伸性を維持していました。
リラ円も昨年末から一定の見直しが入り上伸性を維持していました。
しかしエルドアン大統領の「金利を引き下げれば借り入れコストが下がり、物価も下がる」との
姿勢に反する、としてアーバル総裁を在任期間僅か約5カ月で電撃解任。
エルドアン政権の金融政策への介入と不透明感はリラ売りを加速させたのが遂先日です。


で、前出のエルドアン大統領発言では「政策金利は1桁台に」としているものの新たに任命された
カウジュオール中銀総裁もインフレ抑制が課題であることは間違いなく、教科書的には引き締め
利上げが整合性のある金融政策なのですがはたして4/15のトルコ中銀会合ではどのような姿勢を
見せるのか。トルコ株式や債券市場も大きく揺さぶる可能性で捉えています。
三つめは大阪府での新型コロナウイルス感染急拡大に関してです。
大阪府は医療非常事態宣言を出し大阪府内全域で不要不急の外出や移動を自粛するよう要請して
います。

これが大阪域に留まらず関西圏、西日本、そして東京首都圏へも飛び火する可能性が十分警戒
されます。
政府・自治体の取り組みが一層注視されるも、その肝心の司令塔になる厚生労働省の職員に
関する多数報道も伝わっており、難儀な状況、とした見方であります。

これが大阪域に留まらず関西圏、西日本、そして東京首都圏へも飛び火する可能性が十分警戒
されます。
政府・自治体の取り組みが一層注視されるも、その肝心の司令塔になる厚生労働省の職員に
関する多数報道も伝わっており、難儀な状況、とした見方であります。
上記3つ。今朝の株式番組出演では触れませんでした・・・。
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