トランプ大統領、最後のメッセージ。そして今後

2021年01月20日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、第45代のトランプ米大統領は退任を前に、次期政権の下で米国の安全と繁栄が維持

されることを祈る、とするビデオメッセージを発表しました。

以前は2年後の中間選挙でのキングメーカー、4年後の大統領選挙再出馬とした思惑が燻って

いましたが米連邦議会騒乱事件で様相は一変。

逆に扇動責任としてトランプ大統領の任期前での罷免決議を囃した報が特にワイドショー番組

でクローズアップされた経緯がありました。

不詳武部が某番組出演で「マーケットへの影響は聞こえない。影響はないでしょう。」と、

申し上げて、一部の方々から御批判、ご鞭撻を受けたのが1/14。僅か1週間前でございます。

結局は米東部時間1/20正午（日本時間1/21午前2時）からの大統領就任式でジョー・バイデン氏

が第46代米大統領就任の宣誓する頃、トランプ大統領は式典に出席せず（ペンス副大統領は出席

との報）、大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」でホワイトハウスを離れ、アンドルーズ空軍基地

で退任式典を行うとの報道です。これを以て任期満了となります。

その後はフロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領のプライベートリゾート｢マー・アー・ラゴ｣

に落ち着くと言われています。

現行法では退任後の大統領には年間約22万ドルの大統領年金、自身とスタッフの交通費として

年最大100万ドルが支給され、シークレットサービスによる警護が終身で付与されるとのこと。

暫くはゴルフ三昧なのでしょうか、安倍首相が遊びに行くサプライズ報も今後はあるかもしれません。

振り返ると11月の米大統領選挙前と後、そして1月大統領就任式に向けた局面とした3つの場面が
米政治の混乱を顕著とさせました。

同場面でのワイドショー番組では「バイデン優勢！」、とそれまでに享受された日本の国益には
距離を置いた賑やかし感があり、市場関係者は複雑な気分で推移を眺めていたものと考察します。

昨年までは、当時、安倍首相・トランプ大統領の人間関係は日本の外交史上、過去に例のない相性、
として指摘されました。
対米関係の良好性から安全保障問題も相応に担保され、それを以て日本の国益に資する、とした
評価も聞かれたところです。

東京時間の本日深夜、第46代米大統領に就任するバイデン氏。
就任祝福と敬意を払い、且つ、日米関係堅持の期待、そして日本経済、金融市場も好反応すること
に期待を抱きます。
そしてトランプ大統領へは慰労と御礼で締めるのが今回のオチでございます。

◎＜本日の為替コメント＞◎

okasanonline at 11:34│コメント(0)
力也のFX道場

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