イエレン次期財務長官への公聴会焦点
2021年01月19日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、01/18週号週間為替相場見通しでも取り上げた米次期財務長官に指名されているイエレン
前FRB議長への上院財政委員会・指名承認公聴会が話題になり始めました。

米東部時間1/19午前10時(日本時間20日午前0時)から予定され、間違いなく承認されるでしょ
うから米国では女性初の財務長官誕生となります。
そうなると公聴会での焦点は1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策、そして税制など
への質疑応答が見込まれますが、市場が注目するのは通貨政策への踏み込み、影響程度となります。
への質疑応答が見込まれますが、市場が注目するのは通貨政策への踏み込み、影響程度となります。
伝統形式的に「強いドルは国益」的な発言をするか、それとも暗黙でのスルーか。
週間見通しでも示しましたがバイデン次期大統領は国際協調を打ち出していた経緯から自国通貨
安を強引に進めるようなドル安誘引発言はしないもの、と見込んでいますが、実際は不明です。

大統領選挙時でのバイデン公約、選挙対策フレーズは中間層・労働者層の所得の底上げ、製造業
強化で、「Buy American(米国製品を購入せよ)」「Build Back Better(より良く立て直す)」
が掲げられました。
低所得層、中小企業支援の姿勢をイエレン氏が強めに踏み出すと米国内の産業保護強化、として
「本音はドル安思考だ」、と市場が仕掛け先行をするのか否か。
それとも、積極的に更なる財政出動を行い、迅速に対処する必要がある、と強調し、財政支出の
爆増警戒が米債を急落させ、米債金利急上昇でのドル円押し上げ、となるか。
深夜に懐かしのイエレン・ウィスパー(囁き)で市場が揺れるか否か、一応留意です。
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