衝撃の米議事堂占拠と米政治「分断有無」の分水嶺
2021年01月07日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、午前11時過ぎから日経CNBC「朝エクスプレス」(キャスター改野 由佳さん)に電話出演
させて頂きました。
主なコメント内容は主に2つ。
一つは注目されていたジョージア州決選投票で民主党が勝利。
2議席を得たことで上院勢力は共和党・民主党の50議席ずつ。採決で賛否同数の場合にハリス
次期副大統領が上院議長として決定票を投じる権利を持つことで民主党は上院で6年ぶりに主導
権を握ることになった。

結果、ホワイトハウス・下院を民主党が制していることで完全なる「ブルーウェイブ」
の確定となり、市場は財政支出の拡大・増幅を見込んで債券価格が下落。
良くない金利の上昇が強まり米10年債金利も昨日の東京昼時間は0.95%程度だったのが1.05%迄
上昇。ドル円も本意、不本意は兎も角として金利高に則して103.45圏迄ドル高・円安が進行。
良くない金利の上昇が強まり米10年債金利も昨日の東京昼時間は0.95%程度だったのが1.05%迄
上昇。ドル円も本意、不本意は兎も角として金利高に則して103.45圏迄ドル高・円安が進行。
但し、米長期金利ゾーンの上昇をイエレン次期財務長官やパウエルFRB議長が今後も望むとも思えず、
イールドカーブコントロールなどでの金利上昇抑制、またはゼロ金利前倒し解除とした思惑も交錯
しドル高・円安も徐々に終息。


もう一つは昨夜、手続きとして注視された合衆国憲法に従っての上下両院合同会議。
選挙人の投票結果を正式に集計する予定だったが不正選挙を理由としてバイデン氏勝利を正式認定
することに反対した主にトランプ大統領支持派のデモ隊が連邦議会議事堂に乱入占拠。
選挙人の投票結果を正式に集計する予定だったが不正選挙を理由としてバイデン氏勝利を正式認定
することに反対した主にトランプ大統領支持派のデモ隊が連邦議会議事堂に乱入占拠。

トランプ米大統領は自身の支持者らに撤退を促すも、議事堂に州兵の配備を命じるなど銃撃戦もあり
死亡者も発生。
議事堂での混乱により、上下両院合同会議で民主党バイデン氏の大統領選勝利認定を巡る審議は中断
され1/20の米大統領就任式が予定通り行われるのか否か不透明な情勢となった。
先刻、集票の再開、そして今般の事象に対しトランプ大統領を弾劾するとした民主党議員らの動きが
報じられており米政治の「分断」「安定」の分水嶺局面でもありドルを買い進めるには躊躇する場面
かもしれない、とコメント。
さすがに日本で国会議事堂占拠などというのは想像もつきませんがいずれにしろ米政治の不透明感
にドル円は当面、振り回される可能性でコメントしています。
にドル円は当面、振り回される可能性でコメントしています。
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