「中国・台湾問題」の緊張は円に影響か

2020年11月16日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


さて、11/12にマイク・ポンペオ国務長官がラジオ番組で「台湾は中国の一部分ではない」と
指摘したことから台湾外交部(外務省)も謝意を示して同調。台湾は独立主権国家だと強調
しました。

一方で中国外務省は、ポンペオ発言に対し自国の核心的利益を損なうような動きには対抗措置
を、取ると警告。

同日トランプ政権は、中国軍が所有または支配していると見なされる中国企業への投資を禁止
する大統領令も発表しており米中緊張の度合いが高まっています。
果たしてバイデン政権誕生の場合はどうなるか。


香港台湾



そもそも歴史を紐解くと第二次世界大戦中の1943年に開かれたカイロ会談を経て示されたカイロ
宣言で連合国の対日方針などが定められ、
”台湾及澎湖島ノ如キ日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民国ニ返還スルコトニ在リ”
と示されました。要は日本の台湾放棄、中華民国への返還です。

しかし、話をややこしくさせるのは当時の連合国一員が国民党を率いる蔣介石総統の中華民国
(台湾)だったのものの、その後に毛沢東主席率いる中国共産党・中国人民解放軍に攻撃、圧迫
受けて中国大陸から台湾に撤退したことです。


中国大陸をほぼ掌握した毛沢東・中国共産党は、1949年10月に中華人民共和国の建国を宣言。
一方で国民党を率いる蔣介石総統は12月に台湾の台北遷都を決定し「中華民国こそが中国の正統
政権」
と主張しています。


以降、1979年1月に米中国交樹立で台湾の立場が守勢に回るのですが、第一優先されるべき台湾人
の民意はどこにあるのか。

近年、中華人民共和国側の平和統一提案「一国二制度」に対し台湾内から不安が増幅しており
台湾の民主主義が香港同様に圧迫されるのでは、とした反対の世論が高まりを見せています。



トランプ政権の台湾支援姿勢がバイデン政権になった場合でも後退しないと思われますが逆に
台湾を巡って米中の軍事的緊張が高まる恐れも否めず、円への地政学リスクが問われる場面も
あるかもしれません。



ちなみに11/12のやり取りには意味があり、台湾において中華民国の建国の父とされる初代総統
・孫文の誕生日が記念日にされているからであり、その後継者が蒋介石なのでありました。

現在の蔡英文総統の政治手腕や民主主義の成熟度は周知なところです。







okasanonline at 11:31コメント(0) 
力也のFX道場 

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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


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