「日銀臨時会合・ドル円買い比率微減」と「ファクターX」

2020年05月20日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


さて、日銀は昨夕、5/22午前9時から臨時の金融政策決定会合を開くと発表しました。

これは日銀法第17条3項、つまり議長(≒黒田総裁)が必要と認める場合又は現に在任する委員
の総数の三分の一以上が賛成して定期的に招集する会合以外に必要と認められての会合です。
黒田日銀総裁


当然、国内市場参加者は「さもありなん」、との冷静な見方で新型コロナウイルスの感染拡大で
自粛営業や経済活動の低下により苦境となっている企業への資金支援拡充、新たな制度の
設定と読むのですが、海外市場参加者から見れば”BOJ Special meeting”のヘッドライン
ニュースが流れれば”easing≒緩和”、としてアルゴ自動トレード売買では円安に反応するのも
頷けるところです。

結果、4/23以来のドル高円安水準に達しました。

ドル円1分足2020052920


もっとも焦点はその先であり、果たしてドル高円安は持続するのか否か、そのファクターとなる
要因を問うと、

※弱気なドルベア派:FRBのドル大量供給、200日線抵抗、米中対立の深化懸念、米長期金利の横ばい
低迷等々

対して

※強気なドルブル派:FRB議長のマイナス金利否定、リスク回避でのドル・クランチ(不足)手当、
トランプ大統領のドル高思考発言等々

が挙げられそうですが、
しかし、それぞれ、いま一つの観にも映ります。

ちなみに目先の東京金融取引所くりっく365でのFXドル円投資家売買比率データを見ると昨日の買い
比率は微減でした。
無題20200519

東京外為市場の全体ムードを探るには10%にも満たない同取引所のFX出来高からでは些か無理が
あるかもしれませんが、特定OTC店頭FX業者のドル円売買比率と比べれば10数社のネット銀行や
証券、FX専業会社を通じた売買比率の合算ですからキャンペーンやプライシングなどの影響を
低減化させた恣意的ではない公平性を365データでは推考しています。

で、結果は買い比率微減なのですがこれは1ドル108円台は短期的上限と読んでの売り,若しくは
買い越しポジション縮小の現れと読み取れます。




一部報道でノーベル賞受賞者の山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)が今後の日本人と新型
コロナウイルスとの闘いの行方を左右する重要な要素として“ファクターX”の存在を挙げていました。



日本の感染拡大が欧米に比べて緩やかな理由や死者数の少なさには、絶対に何か理由がある筈だが
何が理由なのかはわからないのだけれど、それが”ファクターX”なのだと。


感染・抗体検査、治療薬やワクチン、と対応・開発を進めないといけないけど、その過程において
“ファクターX”、ここに至る何らかの理由が明らかになれば今後の進展を探るのに優位、との
見立てです。


ドル円読みでのファクターも多数浮かぶのですが、まずはFX投資家が買い比率を落とした、つまり
1ドル108円前後の現水準を一旦の短期上値目途と読んでの行動を大事なファクターXとして参考視
するつもりです。









okasanonline at 13:09コメント(2) 
力也のFX道場 

皆様からのご声援をお待ちしております!

  • 人気ブログランキングへ
  • にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

コメント一覧

1. Posted by yasufumi   2020年05月20日 20:45
東大先端研の児玉龍彦名誉教授が、「日本人を含め東アジア沿岸部は、SARS以降に今回のウイルスに根幹の似たウイルスに暴露し免疫を持っている人が多いのかもしれない」という仮説を出されています。同教授が東京都内のコロナウイルスの感染状況を調べるために実施された抗体検査から、抗体反応のIgM値、IgG値、HBc抗体、HBs抗体などの現れ方が通常とは異なることから考察を深められたようです。日本を含め,東アジア諸国(中国大陸中央部でなく沿岸部)で死者数が少ないことはこれで説明ができるのではないかと感じます。これこそが山中先生がおっしゃる”ファクターX”ではないでしょうか。児玉教授は「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」というプロジェクトに取組まれているそうで、今後の解明に大いに期待したいです。
2. Posted by 武部力也   2020年05月21日 10:08
ほお、、yasufumiさんのコメント、期待高まる興味深い話ですね。さすがです。

残念ながら?(笑)、周辺の友人知人は医学界より政界寄りでして。
失望の温度差、不透明ネタが政界の方が多いですからデータを明確化した医学界の前進に期待したいです。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 

免責事項

  • 本投資情報は、情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 本投資情報の公開および各コンテンツの更新については、都合により予告なく休止、変更、削除する場合があります。
  • 本投資情報の掲載情報の正確性・妥当性等について、岡三オンライン証券およびその情報の提供者が一切保証するものではありません。ご投資の最終決定は、お客様ご自身の知識、経験、投資目的、資産状況等に適う範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。
  • 本ブログの掲載情報に関するご質問等にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
  • 本投資情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
  • 本投資情報は、いかなる目的であれ当社の許可なく転用・販売することを禁じます。
口座開設のご案内

まずは岡三オンライン証券で
証券総合取引口座を開設!

口座開設

株と為替の売買シナリオ 配信中

プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

岡三オンラインFX
(くりっく365)
岡三アクティブFX
(店頭FX)
ガチンコ対談
有名トレーダー・ブロガーとの対談コンテンツ「FXガチンコ対談」を開始いたしました。

武部力也のガチンコ対談

ブログランキング

皆様からのご声援を
お待ちしております!


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ