「内閣不信任案」VS「米連邦政府繋ぎ予算」
2019年12月09日
お疲れ様です、岡三オンライン証券・武部力也です。
さて、野党側は各種疑惑の追及のため会期延長を求めることにしていましたが与党側は政府が
提出した法案の大半が成立したことから応じる考えはない、として第200臨時国会は本日に会期
末を迎えます。

与党側として痛いのは憲法改正のを念頭とした憲法審議会、そして国民投票法の改正案に関する
議論が明確には進まず成立は見送られることになったこと。
で、本日は仮に内閣不信任決議案が提出された場合は解散大義には逆利用せず、粛々と否決し、
国民投票法の改正案など成立に至らなかった法案を継続審議にする手続きなどを行って、結局は
静かにフェイドアウト閉会するものと思われます。
一方、米議会ではトランプ米大統領弾劾に向けた手続きを進めるなか、懸念されるのが11/21に
米議会上院12/20迄での連邦政府のつなぎ予算を承認していること。
つまり12/20以降、繋ぎ予算の承認がなされなければ米政府機関の一部閉鎖がまたもや発生する
恐れとなることです。

今週は12/12英議会選挙、12/15迄に合意できなければ米国は中国からの輸入品1600億ドル
(約17兆3700億円)相当に15%の関税を課す方針が予定されていますが、年内残す営業日10数日に
なかでガチャガチャ、っと内外政治が市場を揺さぶる局面と見ており、上下、遠い、この水準では
約定しないだろうな、、のオーダーが瞬間風速で「ダン(約定成立)!」になる可能性で警戒を
覚えています。
以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225の上下焦点
としていました。◎<日経225><ドル円>◎
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