追加緩和「現時点で〜考えていない」
2019年12月02日
お疲れ様です、岡三オンライン証券・武部力也です。
さて、先週時点、11/29金曜日午後の衆院財務金融委員会に黒田日銀総裁が出席した時には
金融政策について「現時点でさらに何か追加緩和をやるということは考えていない」と答弁しました。

確かにそうでしょう、今の時点では。
しかし、市場が注目している問題は世界経済の大幅な下振れになるような例えば、米中通商交渉が破談
になった場合、ないしは可能性が高まった場合、、です。
その際は日銀総裁が繰り返してきた「2%の物価安定目標の実現に向けたモメンタムが損なわれる場合
には・・」の場合での、、モメンタムが明確に損なわれる可能性が高く、
「さらに追加的なことはやる必要があるし、やる余地も残っている、」
になった場合、ないしは可能性が高まった場合、、です。
その際は日銀総裁が繰り返してきた「2%の物価安定目標の実現に向けたモメンタムが損なわれる場合
には・・」の場合での、、モメンタムが明確に損なわれる可能性が高く、
「さらに追加的なことはやる必要があるし、やる余地も残っている、」
と黒田総裁自身が従前から何度も述べられているのですから、どのようなケースだと考え得るのか、、、
、手法も含めてもう少し切り込んでの質問を期待しました。
、手法も含めてもう少し切り込んでの質問を期待しました。
但しわかったことは
○金融政策上の目的を越えて、財政支援のために国債を買うことはない、
○日銀がマイナス金利の深掘りに踏み切った場合、金融機関の収益悪化懸念
⇒「確かにその点は注視しているし、配慮が必要とよく認識している」
つまり、単体でマイナス金利を深掘りすると金融機関に副作用を及ぼすので配慮する策も併せ技に
出す可能性
出す可能性
やはり米中交渉位、そして12月FOMC連邦公開市場委員会の動向を睨んで、となりましょうか。
12月相場入りとなりましたが、11月同様、トランプ大統領と習近平国家主席の動向次第、となりそう
です。
以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225の
上下焦点としています
◎<日経225><ドル円>◎
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