香港情勢を睨んでの警戒点
2019年11月13日
お疲れ様です、岡三オンライン証券・武部力也です。
さて、香港におけるデモの過激シーン、市民と警察・機動隊との激しい衝突場面が映像に流れ
日々が約5ヶ月にわたって伝わります。

特に11/24に行われる区議会議員選挙に立候補した親中派の候補が選挙活動中に刃物で刺されたり、
対して民主派議員とされる6人が「逃亡犯条例」改正案を巡る立法会での審議を妨害した容疑で
拘束されるなど双方、出口が見えない情勢が伝わるところです。
混乱が続いている中、6月時の香港ハンセン指数は約30000ポイントだったのが足元では27000割れ。
資金の流出も指摘されていますが一方の香港ドルは、というとドルペッグ制を採用しているため、
米ドル以外の通貨の対香港ドル相場は、基本的に対米ドル相場の動きと連動するのでドル円とほぼ連動。
香港ドル下落に至らず、安心、とも言えそうですが逆にドルペッグ制度を維持するために、香港金融
管理局は独自の金融政策ではなく、FRB政策金利と連動させざるをえず、香港経済の現状から乖離せざる
を得ない局面もあり得るということ。
ドルペッグ制度を放棄するとは思えませんが香港ドル安を阻止するために米ドル売り/香港ドル買い介入
を実施しているとの観測も聞こえ、対ドルでの許容変動レンジを切り下げ、つまり実質の通貨切り下げの
可能性も混乱や資金逃避次第では可能性は0%では無いこと、香港ドル円も決して100%安全ではない、
と言う点は留意しておく必要を最近のニュースで感じました・・。
と言う点は留意しておく必要を最近のニュースで感じました・・。
以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225の
上下焦点です。
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