僭越ながら・・ラジオで日銀総裁の苦悩を代弁
2019年02月08日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、2/8金曜日の午前10時2分頃からラジオNIKKEIの株式番組「マーケットプレス前場内」
「今日の相場概況」「FXショートコメント」に、(お相手は岸田 恵美子さん)に出演させて
頂きました。詳細は<ラジコ>でお聴き頂けます。
本日の東京ドル円・日経225の上下焦点は朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した
チャートがベースであります。
で、円高圧力の増幅程度に対し、厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査問題を触れさせて
頂きました。
それは衆院予算委員会で黒田日銀総裁は「(日銀の統計への)影響は限定的。景気判断が大きく
変わることはない」と述べている点をベースとし、2018年の実質賃金の伸び率が勤労統計での
1-11月のうち、9ヶ月前年同月比マイナス、と厚労相が認めた一方で、黒田総裁は、物価目標
2%に向け上昇率を高めていく覚悟を強弁したことです。

安倍首相の「総雇用者所得の伸びが景気回復の証拠」とした説、野党の「実質賃金低下」とした
見解での論争に。武部的には与野党、いずれかに組するつもりはないのですが、、しかし、賃金
が事実としてマイナス推移なら、、賃金低下→消費性向後退→物価目標2%は遠のく、の図式で
あり、日銀の量的緩和終了・緩和の縮小論を一蹴しかねない状況であり、逆に強化しないと、、の
日銀の苦悩も浮かぶところ・・。
黒田総裁が一番お困りなのでは、、とした見解です。


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