メルケル独首相来日。狙いは何か
2019年02月04日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、ドイツのメルケル首相が2/4-5、2日間の日程で、日本を訪問します。


安倍首相と会談し、4月に退位なされる天皇陛下と、新天皇に即位する皇太子さまとも懇談する
する予定もあるようですが恐らく都内周辺、あちらこちらを精力的に回るのでしょう。
では、それが目的に御来日成されたのか・・。
先週においてバイトマン独連銀総裁(2019/1/31)が
「現時点ではドイツの今年の経済成長率は潜在成長率の1.5%を大きく下回る恐れがある。ドイツ
経済にとって下方リスクが優勢となっている」
と発言。鑑みるとあわよくば世界経済の変調リスクに備え、また混迷度合を強める国際政治で、独日関係
の更なる深化をアピールし、メルケル首相自身のリーダーシップを喧伝する狙いがあるかもしれません。
何故なら可及的速やかに解決しないといけない問題は日本にとってはほぼ、トランプ大統領絡みであり、
通商交渉を巡る動きも米国の孤立路線、日米関係の弱体化は望まれていないことが理由として挙げられます。
市況状況としては中華系旧正月・春節で香港・シンガポール市場でのチャイナマネーの動きも聞こえて
まいりません。
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)発効、経済関係多様化は良いことですが、独関連銘柄、
関連指数も凪であることが今回の独首相来日に関する一つの証となっています・・・。

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