ズバリ。米軍のシリア攻撃はドル円はどうなる?のシナリオ・・。
2018年04月10日
お疲れ様です、岡三オンライン証券・武部力也です。
さて、ドルと円でのポイントは2点。
ひとつは 指摘警戒した通り、中国の習近平国家主席から
「開放は進展につながる」
「中国は経済のグローバル化を推進」
「中国は今年、自動車輸入関税を引き下げる」
など米国の保護主義に対抗するような緩和施策姿勢に市場は安心感を拡げました。
(一方、ほぼ同時刻に沖縄県第11管区海上保安本部が、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻
が日本領海のすぐ外側にある接続水域を航行している、と発表していましたが・・)
が日本領海のすぐ外側にある接続水域を航行している、と発表していましたが・・)
要は習近平・中国国家主席のアジアフォーラムでの演説は米中貿易摩擦への回避と中国経済への規制
緩和、景気基調の拡大を強める姿勢となり株式市場も好感視して円売り/ドル買い/日経平均株価上昇
を強めました。

以前から指摘していた通り、資源輸出拡大が期待されての豪ドル高も呼び込んでいます。

以前から指摘していた通り、資源輸出拡大が期待されての豪ドル高も呼び込んでいます。
一部では輸出性向を強めるために人民元安を誘引するのではないか、との思惑も燻り、円安浮揚力に
加担していると推考します。

対してもう一つのポイントはトランプ大統領は、シリアで化学兵器の使用が疑われる攻撃によって死傷
者が出たことを受けて、「我々には軍事的に多くの選択肢がある」などと述べ、軍事攻撃の可能性を
改めて示唆したこと。
人道的姿勢でもあり昨年4月には習近平主席が訪米している最中にアサド政権が市民に対して化学兵器を
使用したと断定し、対抗措置として、軍事施設を巡航ミサイルで攻撃。その際は日本政府もトランプ大統
領を支持する姿勢を見せています。
今般は「何の罪もない市民に対する憎むべき攻撃だ。軍などと緊密に協議し、24時間から48時間以内に
重要な決断をする」などとトランプ大統領は述べ、速やかに対応を決める考えを示しました。
アサド政権の後ろ盾になっているロシアやイランとの交渉や通告も気になるところですが、市場人としての
関心は攻撃≒リスクオフ、としたドル円(日経平均株価)への影響度であります
で、昨年四月はどのような反応を示したか。ドル円は約60銭幅の下落反応を示しています・・。
以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225の上下焦点
メモです。ドル円は日足一目均衡表雲下限107.181の抵抗が継続している模様でストラテジとしては戻り売り
スタンスで推考しています・・。
そうなると、買戻し決済の水準は前出の60銭幅意識で当て嵌めると、、106.60-50、となりましょうか・・?
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