ドル円は回復するのか、80円を目指すのか。

2011年02月28日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、以下は1995年8月の武部懐かしの若かりし頃。

NEWS WEEK 1995年8月28日

『おお、、、此の頃から●ャニーズ系?』と自己陶酔に浸っていたら、皆様に「武部、バカヤロー※」
とお叱りを受けてしまいます。

※本日は1953(昭和28)年に、当時の吉田茂首相が「バカヤロー」と発言しての不信任案から
3月14日に衆議院が解散してしまった「バカヤロー解散」の起因の日だそうです。

実はこの写真のポイントは英文タイトルに隠されています。

此は当時の米経済誌の目次写真で、”The Doller Bounce Back”と題しており、つまり
ドルが回復、、とした内容です。

当時、1995年4月19日、ドル円相場は 円の史上最高値79円75銭を記録しましたが、その後の
回復はチャートでもご覧いただけます。

1995年夏のドル円相場
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/ドル円

現況のドル円水準と当時、79円75銭を記録した後と何が一番違うかというと、当時のドルは
円、マルクに対しても下落を続けていった経緯がありました。
従って日米独政府そして日本銀行・ニューヨーク連銀・ドイツ連銀による「協調的為替・金融政策」
がなされて、結果、夏以降の反転となります。

では、現在はどうか。
無論、日本政府与党が政権維持のためにも、、とした穿った見方からの為替介入の可能性も否定
はできませんが、当時の国際経済と今とでは激変しており、増して、昨年時の株価と為替の水準
から単独による円売り介入の大義も些か後退していると考えます。
詰まりはユーロも対ドルで急テンポな高騰が継続するなら、関係国との協調の可能性も萌芽しま
すが、ドル円とユーロドル相場を比するとそうしたドル独歩安、とした連動トレンドを窺までには
及びません。

0228ドル円とユーロドル
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/ドル円/ユーロドル


そうなると今春以降、米金融政策の変更や米景気回復に期待するしか、ドル円相場の反転材料
は希薄であり、少なくとも現在の相場水準から各国協調のもとで人工的にドルが反転する、と
した期待を持つのは当時と今とを比べると些か期待過多、と改めて考じます。

本日の東京は氷雨模様であることから、温かいラーメンを食べて、寒さを凌ぎました。

銀座三丁目 梟の赤味噌ラーメン


今夜の材料。

19:00 (ユーロ圏) 1月消費者物価指数・確報値[前月比](予想-0.6% 前回0.6%)
                     [前年比] (前回+2.4% 予想+2.4%)
19:00 (ユーロ圏) ショイブレ独財務相、講演
21:00 (南ア) 1月貿易収支 (前回+103億ZAR  予想 -23億ZAR)
22:30 (加) 第4四半期経常収支(前回 -175億CAD  予想 -97億CAD)
22:30 (加) 12月GDP [前月比] (前回+0.4% 予想+0.3%)
22:30 (加) 第4四半期GDP [前期比年率] (前回+1.0% 予想+2.9%)
22:30 (米) 1月PCEデフレーター [前年比] (前回+1.2% 予想+1.4%)
22:30 (米) 1月PCEコア・デフレーター [前月比] (前回±0.0% 予想+0.1%)
22:30 (米) 1月PCEコア・デフレーター [前年比] (前回+0.7% 予想+0.8%)
22:30 (米) 1月個人所得 [前月比] (前回+0.4% 予想+0.4%)
22:30 (米) 1月個人支出 [前月比] (前回+0.7% 予想+0.4%)
22:30 (米) ダドリー・NY連銀総裁講演「経済見通し」
23:30 (米) 米国株式市場(〜6:00)
23:45 (米) 2月シカゴ購買部協会景気指数 (前回68.8 予想67.5)
22:45 (米) ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演(ボストン)
24:00 (米) 1月中古住宅販売保留[前月比] (前回+2.0% 予想-2.3%)
24:00 (米) ニューヨークオプション行使時間期限
24:30 (米) 2月ダラス連銀製造業活動指数 (前回+10.9 予想+14.1) 
01:00 (英) ロンドンフィキシング
02:35 (ユーロ圏) ユンケルルクセンブルグ首相兼ユーログループ議長と、
      ブリューデレ独経済技術相が会談(ルクセンブルグ)    

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/コンビニ/岡三グループ各社/諸官庁公開情報ほか 

 
安全資産へ資金が向かう動きから、スイスフランや円が買われている、と消去法的には円高
リスクが懸念される一方で米商品先物取引委員会(CFTC)が2月25日に発表した、2月22日まで
の円の建玉明細は円売りで増加・・。
矛盾した需給関係の中で本日から来週にかけては 米2年債(420億ドル)、米5年債(175億ドル)
の償還が推測されており、償還されたドル⇒ドル再投資とされる一方で、一旦、円転する可能性も・・。

リビアでの混乱が収束に向かう、若しくは米経済指標が良好なら、米債が売られ米長期金利は
再び上昇に向かう、としたシナリオからドル円は切り返して堅調、とした見方もありますが、
米債が買われ、債券価格の上昇に伴い、米金利が低下するようだと連動して短期的なドル売り
による下値リスクは継続。
需給動向の観点からはロンドンフィキシングにむけての動意に要注視、と考えます。


ドル円ぱっと見テクニカル。

昨年末からのサポートラインの延長として下値81円台前半〜半ば攻めに警戒。
中長期逆張り派(下がっている時に買う)は年度明けの外債投資期待、、としてのドル買い・
円売りを意識した動意がなされますが、機関投資家にしてみれば、昨今は潤沢に資金が沸い
てくる訳でもなく、あくまでもパフォーマンス次第でリバランスの比率が他に比べて微増減
するだけ、としたシビアな戦略も。

個人投資家においては下値を見定めての順張り中長期投資、とした見方も(此の場合、上がり
始めてからの追随買い)というのも一考かと思います。

0228欧米ドル円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/米ドル円



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力也のFX道場 

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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。(東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 副委員長、東洋大学 社会人基礎力 特別講師)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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