先刻の取材内容から。

2010年12月09日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
僭越ながら先刻、某大手報道機関から取材を受けました。梨園(りえん)関係ではなく(笑)内容は
足元、そして年末・年始の相場視点に関してです。

以下、取材原稿内容より。
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米国トリプル高とドル/円相場

●米国資本市場は株高/金利高/ドル高のトリプル高の展開。

●年末・年始にむけてドル/円相場は今年9月円売り介入後の高値である1ドル=85円台半ば
から後半をターゲットに強含みと予想。

●同水準を上回るドル高となれば、テクニカル分析では一目均衡表の週足の「雲」水準
手前の1ドル=87〜89円水準まで戻る可能性もあり得るとみている。

●そもそも12月は年末にかけ米企業が決算を控えドル転・リパトリエーション(資金の本国送金)
の動きが背景にあるた過去数年のドル円の値幅を振り返ると、2006年と7年が5円、2008年が8円、
日本の「デフレ宣言」があった直後の2009年が7円であり、今年は今のところ1ドル=82円から
84円台のまだ2円幅・・。
過去則での12月のボラティリティーを鑑みると今年ももう少し”糊代ぶん”の値幅があるのではないか。

●テクニカル的にはドル円の20日移動平均線が90日移動平均線を下から上抜けるゴールデンクロス
の動きを見せ、昨年末と同じ動きであることから先行きの強含みを示唆していると考える。
 

●ドル円相場が強含む予想背景に、今後はQE2(追加の金融緩和)相場からの離陸が焦点。

●バーナンキFRB議長はQE2を導入した先月前半に米新聞とのインタビューで「株式相場の
上昇が経済を支える」的な発言をしている。

●S&P500指数が約2年ぶりの水準にまで上昇しており、QE2導入による株式相場の押し上げに
は成功した格好。

●米10年物国債金利の利回りは逆三尊(ヘッドアンドショルダーズボトム)を形成しネックライン
とされた2.70% 水準を上回り、ネックラインからの倍返しである3.15%水準も突破。

●週足・一目均衡表・RSI(相対力指数)でみると過去のトレンドから年始に向け転換を示唆する
雲のねじれ圏の3.50%水準までアプローチする可能性もあり、その場合はドル/円も牽引されるだろう。
 
●ドル高・円安が続けば、株式市場は業績相場への移行につながる。

●円安で輸出関連株の業績改善期待から、日経平均は1万1000円とは言わないまでも、一段高の
展開になる可能性も。

●朝鮮半島の地政学リスクが依然、残っていることに加え、欧米の金融危機への懸念が再び浮上
する可能性、そして我が国の混迷する政局からの悪影響だ。

●オバマ米大統領が今年1月の一般教書演説で「5年間で輸出を倍増、200万人の新規雇用
を生み出す」を打ち出したように、来年1月の一般教書演説でも、同様のドル安を選好するよう
な発言の懸念が取り沙汰されればドル高の流れを反転させる材料は依然、残っている。


●信用不安のあるユーロや中国の金融引き締めの影響を受ける資源国通貨が受け皿をして浮上する
可能性が後退している中で現在はあくまでも消去法的なドル高かもしれない。
●円が受け皿となる形で円高になる可能性も。

●株式市場にとってはドル高・円安の進行を前提にした業績相場への移行は 「薄氷を踏む」ような
危険性がある。
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普段、当ブログで述べている事と重複度が高いですが(苦笑)いずれかのサイト・情報ベンダーニュースで
御高覧の機会があれば幸甚です。

東京ドル円戦略。
ドル円相場は約1週間ぶりに高値付近で底堅く推移。米雇用統計時の下振れを回復させており、
市場では米国の減税措置延長案が景気回復楽観論を一気に期待噴出させており、米国株高、
米長期金利の上昇、そして日米金利差拡大への期待が対円でのドル買いを進行させやすくさせ
ている模様です。

もっとも急ピッチなドル高進行に対しての警戒調整リスクが入る可能性も十分考えられ、その
場合は85円で推測されるオプション防戦圧力や輸出需給によるドル売りと考えています。

ドル円パッと見テクニカル。
指摘してきたように継続して上値焦点は60分足で見ると84.40圏。遂に
「トリプル・トップ」から「クアドラプル(4回)・トップ」に移行構築・・。改めて上値重さ
を知らしめされた格好です・・・。

下値焦点をフィボナッチリトレースメントで勘案すると今回の上昇基点82.35-40圏から
84.30-40圏までの上昇から38.2%戻しとしてオプション設定観測も囁かれる83.65水準の下、
83.50-60圏。更に下抜けた場合は半値50%戻して83.30圏が意識されるところです。

12月9日東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円
フィボナッチコンパスで
愛用のフィボナッチコンパスで・・。



okasanonline at 12:43コメント(0)トラックバック(0) 
力也のFX道場 

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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


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