野田財務相の姿勢・・。
2010年08月04日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
ここ数日、野田佳彦財務相のコメント(ぶら下がり取材も含む)の報道数が増えてきました。
(参照:e-profit FXtrader岡三オンライン証券[コンビニ・要人発言])
ユーロドルからのドル売りがドル円相場に連動していることも窺われますが
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/ユーロドル
予想を下回る米経済指標が相次ぎ、米景気の先行き不安が深まるなか、8月10日の米連邦準備制度理
事会(FRB)による追加金融緩和の思惑も浮上しており、ドル売り・円買いが進みやすい状況とみ
なされているからです。
無論、昨年11月に記録した1995年以来のドル安・円高水準(1ドル=84円78銭)が視野に入りつつあ
るのでしょう・・。
週末発表の米雇用統計も予想を下回る内容となれば、一段の米金利低下につながる可能性もあり、
ドルは引き続き売られやすい展開が見込まれます。
さて、野田佳彦財務大臣は柔道の有段者で 超党派で作る格闘技振興議員連盟の会長。同連盟の施策案
としては『礼に始まり、礼に終わる』に代表される武道の精神を政治に生かすとのこと。
現況のドル下落に対して日本の通貨当局が大義を何処に求めどの程度まで”円高牽制”が出来るのか
野田佳彦財務大臣の姿勢が注視されるところ。
玉木 林太郎財務省財務官、 中尾 武彦国際局長がどのような”意”を受けているのか、いずれにしろ
リスク回避の連想からクロス円全般で円買い圧力が強まる展開にも備えた対応が求められます。
ドル円パッと見テクニカル。
ユーロの上下ブレでのドル円連動にも要警戒、と考えますがドル円単体としては短期的な下値焦点として
85.00、84.70、84.50での各種オプションやストップロス設定観測値が取り沙汰され、上値焦点としては
86.10、30、40、80にトップロス設定観測値が意識されています。
いずれにしろニュートラルなスタンスで想定レンジ内での短期切り替えしを繰り返すイメージで考えています。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円
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