2019年03月13日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、英議会でのEU欧州連合離脱に関する採決を念頭に今週は英ポンドの乱高下が目立ち、わかり
やすいのはドル円がほぼ横ばいなのと比してポンド円が乱高下している点です。
但し、俯瞰的に見ると概ね143.50-147.50上下幅の枠を飛び出すことなく、まさに方向模索の乱高下、
と考えます。


20190313ドル円ポンド円30分足

今朝は午前4:23分頃に速報が伝わり英議会で採決が諮られたEU離脱をするための条件を定めた
協定案が賛成242、反対391で否決。
メイ首相は窮地に立ちましたが市場反応はポンド買戻し、そしてドル円は111円20銭台で微動・・。


そうなると東京時間3/14木曜のほぼ同時刻午前4時台に?英議会では合意なき離脱採決が諮られ、
それは否決見通しとされるも、その次は交渉期限延長に関する採決が予定されています。 
整理しないとややこしいので以下、まとめました。

英議会日程

アイルランドと北アイルランドの国境管理の問題を解決しない限り、そして英側の妥協が無いと
行き詰まりは打破できず、最悪はメイ首相の辞任、政府決定放置、期限迎えでのポンド混乱の
可能性が強まります。

しかし一部市場参加者からは
「混乱はほぼ織り込んだから、ポンド自体、英経済がどうなるかに先読み移行されているので
はないか・・。せいぜい、欧米企業が税制回避でポンド⇔ユーロ⇔ドル⇔円、で内部資産を
地味に通貨転、急がずに税制上有利でいいとこ通貨への転がしに動くだけかもしれないね・・」 
そんな見方も聞こえました。
ドル円上下



以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225
の上下焦点ですがドル円は引き続き200日移動平均線を巡る攻防局面と見ています。






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2019年03月12日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、今回の株と為替の売買シナリオは避けられない話題として英議会で離脱の条件を定めた
「協定案」の採決について。


整理しておきたいのは
○欧州連合EU側としては欧州委員会のユンケル委員長が英EU離脱は5/23-26の欧州議会選挙より
前に完了する必要があるとの考えを示したこと。
→これは期限3/29以降でも、、と時間的猶予を実質的に与えてくれたことを意味します。

○ユンケル委員長はEU離脱協定案について、英議会可決を可能にするための修正で合意したとし、
、その案が再び否決された場合、3度目のチャンスはないと明言したこと。
→これはかなり英側に配慮と譲歩を示し、且つ、混乱しないように収束させたい意向を示したといえ、
これ以上の譲歩は無いぞ、との表明です。また、EU側各国との協議も相応になされて 独メルケル首相
も「ヨーロッパ人はイギリスに対して
『重要な申し出』を提案したと発言しているのがその証拠。


で、その「離脱協定案」を英議会で採決するのが東京時間未明・朝方前後に判明するのですが、
ここでバイシナで触れなかった話としては先週末、ロンドンから帰ってきた某懇意市場関係者の
現地感覚のみやげ話です。

・問題となっているアイルランドと北アイルランドの間の国境に関して。そもそもアイルランドは
人口約480万人程度でEU入り後から地味にGDPが好調で、且つ、地続き国境の北アイルランド側と
比べると消費税は高いけど法人税が低くてタックスヘイブン(租税回避地)とまでは言わないまでも
外資企業移転が多くて、地続きの北アイルランドも突き詰めれば恩恵を受けていた筈で景気に影響
する可能性は極めて高そう。

・バックストップ、つまりアイルランド・北アイルランの国境が今まで自由だったのが別々の関税、
それぞれの規制体系となるため、国境での検査が生じ、面倒になることは確実。
せめて北アイルランドはEUルールに便宜的に寄せて適用したら?の案には、英国側からは、そうなる
と北アイルランドはアイルランド側≒EUに飲み込まれ、アイリッシュ海を挟んでグレートブリテン島
の英国との間に、今度は『「北アイルランド+アイルランド」連合≒EU』が拡がるだけで、海を挟んだ
大きな国境が出来るようなもの、との反対意見が強い。



一方で
・懇意市場関係者がロンドン市内パブやちょっとした顔見知りの現地の方々(金融関係者とかで
は無い普通の方々)と話をすると
「あ〜、、興味無いな。あれは議会でしてる話でしょ。俺たちには関係ないよ」
「離脱賛成はシニア中心だったからね。大英帝国のプライドじゃないか」
「若い人たちも国民投票に行ってたら、そのままEU在留だったんじゃないか」
と関心度合いは他人事のような感じで、景気や雇用に影響する筈なのに、、ちょっと驚いた・・・。

そんな感想を漏らしていました。


20190312バイシナ


マーケット報道やメディアでフォーカスされる報道と現地の方々との温度感。
何が本当なのでありましょうか。いずれにしろ日本時間3/13早朝、採決の答えがでそうです。






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2019年03月12日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


さて、以下、朝の当社・投資情報部内でのブリーフィングに使用した本日の東京ドル円・日経225
の上下焦点ですがドル円は200日移動平均線を巡る攻防局面となりました。◎<日経225><ドル円>◎


突破ネタを探す中で、昨夜、パウエル議長が23時から出演した米報道番組「60ミニッツ」は3/5収録
と判明したものの、放送1時間半前、21時半発表の1月小売売上高に注視していたことがわかり、
そして同指標が好調だったことからドル円を支援しました。
また、「利上げを急ぐ必要はない」と強調したことが、金利面でのドル買いインセンティブ低下に
なったものの米株支援材料となり、相場の下支えになった格好です。



そしてどのように咀嚼したらよいのかわからなかったのが東京時間午前8時に判明したパウエル議長
による全米地域再投資連合の会議に向けたビデオでのあいさつでは
「全般的な米国の活況の陰に多くの個人や家計が低所得での苦境に見舞われている」−。
要は個人所得があがらないことが物価上昇率の低迷要因の一つとして挙げたのでしょうか?


別途、サンダース米報道官がトランプ米大統領と中国の習近平国家主席との会談日程は決まっていない
とし、米中通商協議の先行きを巡る不透明感が再び漂いはじめたこと、そして本日予定されている英議
会での欧州連合(EU)離脱協定案の議会採決、明日13日に「合意なき離脱」の可否採決、14日の離脱協
定延期の採決を控えてメイ英首相とユンケル欧州委員長の会談がどのような進展を見せているのか。
ポンド買戻しがドル売りに転じ、ドル円を圧迫するのか否か。
3/29の英離脱期限日が先送りとなるのか否かでも市場反応は変化する筈であり、加えて3月は中旬以降、
特に期末決算に向け企業や本邦機関投資家からのレパトリエーション(海外投資資金の本国への還流)
が意識されます。
株式市場でも金融機関を中心とした期末決算対策での資産圧縮・保有株縮小の可能性が取り沙汰され
ており、例えば短期順張り・中長期逆張り、とした市場志向が交錯し始める局面と考えます。

そうしたなかでのドル円200日線攻防・・。

東京金融取引所の「くりっく365」公表データ及びMINKABU「くりっく365」ドル円売買比率を見る
と直近は上昇に併せて買い残が減少し買い比率が低下。要は利益確定が伺われました。

しかし足元は買い比率上昇。これは戻り売りでの売り残が減少し、逆に上伸志向での買い残が増加。
つまりの買い比率上昇であり、上昇追随での順張り買いでも下落にに立ち向かう逆張り買い、でも
いずれにしてもFX投資家の買い余力がある、との考察となります。
1ドル112-114円再現。そんなイメージでしょうか・・・。
20190312ドル円売買比率

出所/引用元:/岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/コンビニ★売買建玉推移

米中通商協議、英議会、北朝鮮のミサイル施設復旧作業程度への警戒感、3/15、3/20の日米金融政策、
そして日米物品貿易協定(TAG)交渉を控えるなかでは動くに動けない、とした見極めの声も聞こえま
すが、まずは、FX投資家同様、順張り追随での上値試し局面、と僭越ながらFX投資家各位と同じ思考
で本局面と推考しています。
米中英朝黒田パウエル



それにはまず、200日線完全超が課題、と睨んでおり、チャート上ではトリプルゴールデンクロス(短期
移動平均線と中期移動平均線、長期移動平均線の3本の移動平均線によって形成される)様相の強まりに
注視しています。

20190312ドル円日足


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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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