2021年01月08日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、1/8金曜日の午前10時03分頃からはラジオNIKKEIの株式番組「マーケットプレス前場内」
「今日の相場概況」「FXショートコメント」に、(お相手は岸田 恵美子さん)に出演させて
頂きました。詳細は<ラジコ>でご聴取頂けます
そして午前11時頃から東京MXテレビ「東京マーケットワイド」に出演させて頂いております。
冒頭はズーム飲み会の話からでした・・・。
尚、夕刻16時20分からは再度のラジオNIKKEIにて「かぶりつきマーケット情報局」出演いたします。
今後のドル円警戒材料、特に1月の焦点と注視すべきものを考察する内容で予定していますが鍵は
1/20以降の「イエレン・パウエル」コンビ誕生の米金利動向、と読んでいます。
1/20以降の「イエレン・パウエル」コンビ誕生の米金利動向、と読んでいます。


この動きでドル上昇の限界、臨界点が対円で浮かび上がるかもしれません。
2021年01月07日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、午前11時過ぎから日経CNBC「朝エクスプレス」(キャスター改野 由佳さん)に電話出演
させて頂きました。
主なコメント内容は主に2つ。
一つは注目されていたジョージア州決選投票で民主党が勝利。
2議席を得たことで上院勢力は共和党・民主党の50議席ずつ。採決で賛否同数の場合にハリス
次期副大統領が上院議長として決定票を投じる権利を持つことで民主党は上院で6年ぶりに主導
権を握ることになった。

結果、ホワイトハウス・下院を民主党が制していることで完全なる「ブルーウェイブ」
の確定となり、市場は財政支出の拡大・増幅を見込んで債券価格が下落。
良くない金利の上昇が強まり米10年債金利も昨日の東京昼時間は0.95%程度だったのが1.05%迄
上昇。ドル円も本意、不本意は兎も角として金利高に則して103.45圏迄ドル高・円安が進行。
良くない金利の上昇が強まり米10年債金利も昨日の東京昼時間は0.95%程度だったのが1.05%迄
上昇。ドル円も本意、不本意は兎も角として金利高に則して103.45圏迄ドル高・円安が進行。
但し、米長期金利ゾーンの上昇をイエレン次期財務長官やパウエルFRB議長が今後も望むとも思えず、
イールドカーブコントロールなどでの金利上昇抑制、またはゼロ金利前倒し解除とした思惑も交錯
しドル高・円安も徐々に終息。


もう一つは昨夜、手続きとして注視された合衆国憲法に従っての上下両院合同会議。
選挙人の投票結果を正式に集計する予定だったが不正選挙を理由としてバイデン氏勝利を正式認定
することに反対した主にトランプ大統領支持派のデモ隊が連邦議会議事堂に乱入占拠。
選挙人の投票結果を正式に集計する予定だったが不正選挙を理由としてバイデン氏勝利を正式認定
することに反対した主にトランプ大統領支持派のデモ隊が連邦議会議事堂に乱入占拠。

トランプ米大統領は自身の支持者らに撤退を促すも、議事堂に州兵の配備を命じるなど銃撃戦もあり
死亡者も発生。
議事堂での混乱により、上下両院合同会議で民主党バイデン氏の大統領選勝利認定を巡る審議は中断
され1/20の米大統領就任式が予定通り行われるのか否か不透明な情勢となった。
先刻、集票の再開、そして今般の事象に対しトランプ大統領を弾劾するとした民主党議員らの動きが
報じられており米政治の「分断」「安定」の分水嶺局面でもありドルを買い進めるには躊躇する場面
かもしれない、とコメント。
さすがに日本で国会議事堂占拠などというのは想像もつきませんがいずれにしろ米政治の不透明感
にドル円は当面、振り回される可能性でコメントしています。
にドル円は当面、振り回される可能性でコメントしています。
2021年01月06日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、NY市場関係者らが話題にしているのはジョージア州上院選挙においての共和党・現職候補
であるケリー・ロフラー氏の趨勢です。
富豪としても有名ですが3月の米株式市場下落時前に保有株を大量売却、としたインサイダー
不正疑惑が報じられるなど当時は進退までもが取り沙汰された方です。
別途、米証券取引所に上場する中国企業に制限を課す法案は結局、超党派で進行し昨年11月に
トランプ大統領は中国人民解放軍等と関係が深い中国企業について、米国投資家による株式など
の購入を禁止する大統領令に署名しています。
国防総省が公表した「関係が深い企業」とされる企業数は35社。中国企業の上場ルール厳格化は
政権交代でも維持される見通しで、先日、NY証券取引所は中国の通信大手3社の上場廃止手続きを
始めると遂に発表しています。
まさにその当該、NY証券取引所オーナーは前出ケリー・ロフラー氏の夫君で米インター
コンチネンタル取引所(ICE)の会長兼CEOでもあります。
日本では多くを取り上げませんが中国企業の米国活動における抑制如何はこのご夫婦に掛かって
いるといっても過言ではありません。
但し、日本では理解できないところですがジョージア州上院選挙の結果判明は数日かかる見通しで
今週末までに判明するか否かも不明でもあります・・・。

そして本日、注目されているのが米大統領選の選挙人投票結果を認定する連邦議会手続きについて
です。
こちらも日本の報道、特に朝のワイドショー番組では11月米大統領選挙は賑やかしく取り上げていま
したがその後の状況はあまり伝えません。
ではなぜNY市場関係者らは注目しているのか。
11/3の大統領選を受けて選ばれた各州の選挙人により次期米大統領はバイデン氏、とされたこと
は周知であり市場も既に織り込み済みです。
一部の霞が関・永田町関係者からは2月にも日米首脳会談がなされるとの見通しを示しています。
一部の霞が関・永田町関係者からは2月にも日米首脳会談がなされるとの見通しを示しています。

選挙人投票は昨年12/14に行われ、民主党のバイデン前副大統領が過半数を獲得して勝利が確定。
残すは1/20の大統領就任式でバイデン氏が大統領就任の宣誓をする流れとなるのですが、その前に
もう一つ日程があります。
それが前出、連邦議会が合衆国憲法に従い上下両院合同会議で選挙人の投票結果を正式に集計し、
バイデン氏勝利を正式認定する形式的な手続きを行うことなのでした。
バイデン氏勝利を正式認定する形式的な手続きを行うことなのでした。
日時は1/6米東部ワシントン時間午後1時(日本時間1/7午前3時)。
上下両院合同会議での正式行事です。
上下両院合同会議での正式行事です。
恐らく、上下両院合同会議では選挙人の投票結果を踏まえて結局は主催となるペンス副大統領も
バイデン氏勝利を正式認定することとなりましょう。

バイデン氏勝利を正式認定することとなりましょう。

しかしトランプ大統領や熱狂支持派はこの機会を以て改めて「負けていない」という主張を貫き、
トランプ大統領も支持者の熱狂が冷めないように人気を維持させる可能性が見込まれます。
不正選挙だとした法廷闘争も連邦最高裁が退けたものの、司法が政治への関与に躊躇したことから
逆に白黒決着がつかずに疑念は燻り続けている、との見解をNY市場関係者らから伝わります。
逆に白黒決着がつかずに疑念は燻り続けている、との見解をNY市場関係者らから伝わります。
不正による選挙だから正当性のない大統領だ、とした誹り、2年後の中間選挙、または4年後の大統
領選挙再出馬を見据えて民主党政治、バイデン政権の各施策、一挙手一投足を批判し続けることで、
民主党の政策行動を萎縮させる可能性も考えられます。

ジョージア州上院選挙結果次第ですがネジレ議会発生、そしてバイデン氏勝利が正式認定される
ことでのトランプ・共和党支持者からの反発の高まり・・・。
ことでのトランプ・共和党支持者からの反発の高まり・・・。
次期政権を担うバイデン陣営や民主党はこれらがもっとも厄介なのではないでしょうか。
日本のワイドショー番組が報じない注視すべき米議会動向、そしてそれらがドルにもジワリ、と
影響していく、とも心得ます。
影響していく、とも心得ます。

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