2009年08月31日
こんにちは、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、以前まで体重が豪ドル円とほぼシンクロしていた男としては自分の体重が最近”大台”に乗ってしまった一方で<某証券会社幹部様、ご心配ありがとうございます(涙)>、上値の重い豪ドル円の先行きに危惧した虚ろな日々が続いています・・・。
そもそも周知ですが一般的にアノマリー的な指針とされているのがCRB指数やニューヨークダウ平均株価と豪ドル/円のパラレル動意です。特に下記のチャートはニューヨークダウ平均株価と豪ドル/円のそれぞれのチャートです。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・各種日足/ニューヨークダウ平均株価/豪ドル/円/
昨年来、豪ドル円は下落が続きましたが今年の3月頃からじりじりと上昇が始まり、今夏には80円台を記録しています。チャートで見る限りニューヨークダウ平均株価の上昇が投資家のリスク許容度を広げ、結果、余裕のでた投機マネーが原油価格や穀物などを物色させ、最終的に資源国通貨である豪ドルを押し上げる、とされる教科書的な仮説が成り立っています。
一方で短期的なテクニカル分析として一目均衡線・日足で見ると過熱調整を経ながらも、雲のネジレを上回って今後も推移していけば豪ドルが底入れで上昇へ、とした組み立てが成り立ちますが、ドル円相場を中心とした円高圧力が増す中で、豪ドル円も反対にネジレを下抜けていくようなら、過熱調整の範囲を超えて雲の上限77.50以下に向けての突入本格化?という重要な分岐点場面に9月上旬にも差掛かるような?ムードもあり、今後の動向が注視されます。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・一目均衡線・日足//豪ドル/円/
個人的な見解としては初秋以降、先行きの方向性を示す雲の上限ラインが緩やかながら右肩上がりの方向を示していることから中長期スパンでの豪ドルの上昇トレンドが維持されると考えています。従って、今、一番焦っているのは、早く、自分の体重だけは下値に押し下げ、シンクロアノマリーを打ち消すことです。
何故なら、「あれ?豪ドル円と武部の体重ってシンクロしてない?」「どうやら”武部の体重は豪ドル円の先行指標だぞ!!」”と噂されて、「今、何キロ?」と多くの方々から聞かれ出してしまう恐れがあるからです・・。(涙&涙
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2009年08月31日
おはようございます、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、8月30日(日曜日)に第45回衆議院議員選挙があり、その結果、自由民主党から民主党を中心とした政権交代への運びとなりました。
<個人的には10年来お付き合い頂いている某為替関係者氏の当選が大変喜ばしく、この場にて当選のお祝い
を申し上げます。(ご本人は正眼の構えがお好きですが、わたくしから見たイメージだと”火の気構え”である上段の構えで追い上げ、追い込んだ感じです・・。)>
政局に関しては今後の新政権の骨格や政策運営を見極める段階に入るわけで民主党内調整などで政策推進に手間取れば、失望を招く可能性から今後も注意深く見守る必要が高まりますね。要は日本経済の発展を阻む難問を民主党が取り除けるのか否か、という一点です。
相場に影響を与えうる政治日程予定
●ポイント
○麻生内閣が策定した09年度補正予算の執行停止や概算要求やり直し説
○民主党が設立予定の「国家戦略室」の陣容の行方。
9月4-5日G20財務相・中央銀行総裁会議(ロンドン)
14日〜 特別国会召集で首相指名選挙・組閣。新政権誕生。
23日 日米首脳会談
24日 G20首脳会談 (ピッツバーグ)
本日の東京市場においては8月30日投開票の衆院選について市場は民主党の勝利を織り込んでいた経緯から海外勢・外国人の日本株売買に注目が集まります。為替市場に関しては変革期待で円が買われる?という観測も聞きますが冷静に見つめれば9月末に向けたは企業の決算送金増える傾向にあることから、徐々にドル円相場にも上値重さが増す、と読むのが無難なところかもしれません。いずれにしろ先週来の上値重さから円買い圧力の高まり、下値攻めが懸念されます。
材料として日銀の白川方明総裁が大阪市に出張し、地元経済4団体主催の懇談会で講演するとともに、記者会見を行う予定です。(講演予定は14:30、日銀による講演内容の公表は16:00、会見は16:45) 政権交代後初の講演内容に興味が集まるところですね。
また、本日はロンドン市場が休場(サマー・バンク・ホリデー)のためニューヨーク勢がどのように参入してくるのか注視しています(東京21時頃前後))。今週は9月5日土曜日が満月であることから4日金曜日の8月米雇用統計を警戒し、気が抜けない週と考えています。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・ボリンジャーバンド日足/ドル円
2009年08月28日
こんにちは、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、8月30日(日曜日)は第45回衆議院議員選挙があり、各種報道世論調査をはじめや多くのマスメデイアで政権交代の可能性が報じられています。個人的にはノンポリ派なのですが”一金融人”としてはそうした事象が相場にどのような影響を与えるか無視するわけにはいかず、多数の新聞やレポートを見るように努めてはいます。外為市場の歴史的場面?になるかもしれませんしね。(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
もっとも結果は日曜日の夜ですから、あくまでも事前シミュレーションでしかなく、相場は相場に聞くしかありません。但し日経225先物(28日9月限終値10530円)オプションの手口を見て勝手に推測すると些か、プットオプション(PUT10000/PUT10250/PUT10500/PUT10750) の出来高から”レシオプットスプレッド”の合成を組成した向きも多いような?感じで、事前に対応した向きもいるのかもしれません・・。
過去、わたくしの記憶の限りですが政治日程で為替市場で大相場になったのが1994年(平成6年)4月8日に細川護煕総理大臣が辞意表明したとき、そして橋本 龍太郎総理大臣※の辞意。これは1998年(平成10年)7月12日参議院選挙敗北を受けてだったと記憶します。
中央の青いシャツが武部
※コロンビア大学での講演において「大量の米国債を売却しようとする誘惑にかられたことは、幾度かあります。」と発言したり、外国為替証拠金の生みの親<外為法改正/金融ビッグバン>でもあります。
後は、自民党総裁選<実質の総理大臣>で小渕恵三氏や梶山静六氏、小泉純一郎氏を「凡人」「軍人」、「変人」と揶揄し、海外に冷めたピザ首相の登場と報道された1998年の7月24日。この日は東京市場で円売りを仕掛けた向きがありました・・。
なんにせよ、、リスクと思われるなら本格的な週末前に冷静な事前対応は必須です。資金管理にポジション管理。相場の上下は神のみぞ知る、ということを幾度と無く感じてきました。
ご油断なされませんように!!
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