2009年08月27日
こんにちは岡三オンライン証券の武部力也です。
昼刻に危惧したとおり、15時半過ぎ頃からドル円相場は93円50-55水準を一時下回り、下値攻めへのアレルギー反応が試された格好となりました・・。達成感を見せたか、まだまだなのか、今後の動向に注視するところですね。
さて、本日の昼食は躊躇しつつもコーヒーにサラダとポテトフライ、そしてハンバーガー・・。
甘き危険な罠に幾度と無く涙したのに何故か美味しそうなものには負けてしまいます。
さて、今夜の甘く危険な香りのするリスク指標は(苦笑
21:30 (米) 第2四半期GDP・改定値 [前期比年率] (前回-1.0% 予想-1.4%)
21:30 (米) 第2四半期GDPデフレーター・改定値[前期比年率](予想+0.2%)
21:30 (米) 第2四半期個人消費・改定値 [前期比] (前回-1.2% 予想-1.2%)
21:30 (米) 第2四半期コアPCEデフレーター・改定値[前期比年率](予想+2.0%)
21:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回57.6万件 予想56.3万件)
06:00 (米) ブラード米セントルイス連銀総裁講演
米7年債入札(280億ドル)
上記指標の中では第2四半期、いわゆる4−6月期の米GDP改定値が既に市場の大方の予想で前期比年率換算-1.4から1.5とされ、速報値から下方修正されるとみられていることから概ね織り込み済み、とされます。
しかし今月7日金曜日に発表された7月米雇用統計の好結果で懸念されていた個人消費の回復期待が萌芽し、米景気見通しに対する期待感が一時高まる形となったのですが、その後の住宅関連・消費関連の指標はまちまちとなり回復期待も剥落・・。そうした意味では第2四半期米GDP改定値が良くも悪くも予想とかけ離れていた場合はボラタイルな値動きを誘う可能性もあり、要注意が必要です。
また、来週31日月曜日はロンドン市場が休場(サマー・バンク・ホリデー)のため、3連休(土・日・月)を控えて気の早いブリテイッシュ派は保有ポジションの手仕舞い・縮小に向かう可能性もあるのでご注意を。また、クロス円も含め、総じて値頃感でのアクションは慎重に!!
2009年08月27日
こんにちは、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、本日の東京市場ですが日経平均株価が前日に年初来高値を更新したことによる目先の達成感からか30日の総選挙を控え利食い売りが優勢では下げ幅を拡大。
株式市場の動きを横目でにらみつつ、為替市場は引き続きクロス中心の円買い優勢の展開です。
為替市場では本日の決済取引が月内最終受け渡し日になることから引き続き月末期での外貨建て投信設定に伴う円売り・外貨買いが下値をサポートするとした期待観測がありますが、国内に還流される額は将来的に約4兆円にのぼるという試算も新聞報道されるなど決算送金は期末に増える傾向にあることから、徐々にドル円相場にも上値重さが増してきたのでは?とも囁かれています。
ちなみに個人的には大局は見ていても短期的には日々、刻一刻と為替相場は変動しますから、相場観は朝令暮改どころか、年中変わって良い物と考えています。
私観ですが自我に固執してきた方々より、臨機応変、市場に適応能力を持っている方々のほうが少なくともインターバンク市場においては生き残ってきたように見受けられます。
<『今日は上がりそうだね♪』と言って数分後に大量にドル売り・円買いを仕掛けた銀行為替デイーラー氏達を何人見てきたことか・・(苦笑)>
ドル円相場の短期的なテクニカル的ポイントとしては
95.30円=日足一目均衡線上・雲の上限
94.88円=200日移動平均線
94.44円=60分足一目均衡線上・雲の上限
94.44円=60分足ボリンジャーバンド+2σ
94.43円=日足一目均衡線上・雲の下限
93.95円=60分足ボリンジャーバンド-2σ
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート
対して下値の焦点として危惧するのが
93.50-55円 オプション・カット期日;本日&28日
93.00円 オプション・カット
のオプション設定の推測です・・。
ファイナンシャルアストロロジーサイクル上、前後2日間の危険転換日期間として危惧する9月5日の満月を考えると9月3日の期間日入りまでまだ、日があるのですが・・。
今月末(20日から)を60分足チャートで見るとヘッド&ショルダー(※)を構築しつつあるようにも見えて
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ドル円
(※)ヘッド&ショルダー(別名:三尊天井)とは 欧米では 『人のあたまと両肩』 にたとえて 『ヘッド&ショルダー』日本では 『三尊天井』と言って仏様が三体並んでいる様子に似ているというのが語源のようですテクニカル的には下げのサインとされます。
ふとした弾みでオプショントリガーを弾き、下押しに加速が付くのではないかと不安です・・。ちなみに東京時間のオプション権利行使期限時間は午後3時、そしてニューヨーク市場では現地午前10時(東京時間深夜23時)です・・。
2009年08月27日
おはようございます、岡三オンライン証券の武部力也です。
昨晩のニューヨーク市場は米7月耐久財受注、米7月新築住宅販売件数が発表されるといずれも良好な結果となり、原油も23:30 (米) 週間原油在庫統計を前に下落したことから、ロンドン市場フィックス(東京市場仲値のようなもの。東京時間24時=ロンドン時間16:00)に掛けては安全逃避のドル買い戻しが優勢となりました。対ドル相場は概ね深夜23時前後に向けてドル高が顕著となっています。
参照:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・5分足/その他各対ドル通貨ペア
注目されていた先月同様、過去最大規模となる米5年債入札(390億ドル)結果が応札倍率2.51倍と前回の1.92倍と比べて堅調な結果となったことで債券相場が上昇基調(利回りは低下)をみせています。
この影響からドル円相場ではドルを支援する一方、ドル高と裏表で欧州通貨や資源国通貨が下落したことから、対主要通貨で円が買われる後押しとなり、クロス円では上値が抑制された展開となりました。
<ちょっと、難しい解説でしたでしょうか?>要はドル円に関しては昨日想定したレンジ、94円台前半終始の展開となっています。
さて、本日の東京市場ですが引き続き月末期での外貨建て投信設定に伴う円売り・外貨買いが下値をサポートするとした観測がありますが、日本経済新聞朝刊が、海外子会社からの配当を非課税とする税制改正を受け、海外で稼いだ利益を国内に還流する動きが相次いでいると報じており、国内に還流される額は将来的に約4兆円にのぼるという試算も紹介されるなど決算送金は期末に増える傾向にあることから、上値重さからも焦燥感の増す輸出企業や機関投資家による(期末円転)が早まるのでは?という懸念がマーケットを支配するのか気になるところです。
もっともテクニカル的には大きな変化は見られずドル円相場の下値焦点としては94.00や60分足ボリンジャーバンド−2σ指針の93.95、93.75-80 (8月25日安値)、節目の93.50、93.40-45 (8月21日安値)がサポート意識されます。
一方の上値焦点としては60分足ボリンジャーバンドでみると短期的な上値焦点として+2σ指針の94.40、直近戻り高値94.60-65(8月25日高値)、95.05-10 (8月24日高値)
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足ボリンジャーバンド/ドル円
上下いずれかのブレイク有無に注意し昨日の東京市場では日経平均(心理的節目の11000円処を目指す動きか?)、TOPIXともに年初来高値を更新、していることから東京市場では引き続き日本株式や中国株式市場の動向に要警戒です。
ちなみ1969(昭和44)年8月27日、山田洋次監督・渥美清主演の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開されたことから本日は”『男はつらいよ』の日、だそうです(笑)。
免責事項
- 本投資情報は、情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。
- 本投資情報の公開および各コンテンツの更新については、都合により予告なく休止、変更、削除する場合があります。
- 本投資情報の掲載情報の正確性・妥当性等について、岡三オンライン証券およびその情報の提供者が一切保証するものではありません。ご投資の最終決定は、お客様ご自身の知識、経験、投資目的、資産状況等に適う範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。
- 本ブログの掲載情報に関するご質問等にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
- 本投資情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
- 本投資情報は、いかなる目的であれ当社の許可なく転用・販売することを禁じます。