2010年08月18日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、マスコミ報道等でも話題なですが東京証券取引所が、世界の主要証券取引所を意識して取引時
間等の延長に関して広く意見を求めている、とのこと。
私自身が”為替畑”出身なのでピンとこないのも正直な感想です。
しかし昼休み廃止(東証の取引時間は午前9〜11時の前場と午後0時半〜3時の後場の間の1時間半。)等、
一度、延長等を開始すれば、途中で効果が薄い場合でも、「やっぱり、や〜めた」とは出来ず、仮に
やめた場合は取引所への信認度低下も危惧されますからこうした対応・検討に苦悩されていることが
窺われます・・。
若かりし頃、ランチに牛丼を食べてたのが全国紙に掲載され、、、。
そもそも取引の24時間態勢に関してはFXユーザーの方の中には「(今更・・?・・?)」の議論だと
思わる方もいらっしゃるかもしれませんが(参照:東京金融取引所くりっく365)しかし、長年の流れ、
そしてシステム対応や決済システム等、諸々のことも考慮すると拙速に「延長!」言える問題でもなさそうです。
個人的には市場の活性感がリアルに伝わって、市場センチメントの向上、投資意欲に繋がるような気
がしてならなかった”場立ちの廃止”が残念だったのですが国際競争力を意識した、苦渋の判断だった
のでしょう。時の流れを痛切に感じます。
(以前ですが”日本株式や日本株価指数を買い、保有期間別に日本経済の国士として顕彰(けんしょう)
する制度、税制の優遇”、、という話を友人、知人と酒席でしたことがありますが、市場の原理原則に
反して恣意的誘導に繋がる奨励は如何なものか、とした意見もありました・・。)
いずれにしろ世界的な景気後退懸念を背景とした東京証券取引所は、依然として我が国のセントラル・
マーケットであり、国内外における資金運用及び資金調達を支える重要な機能を担い、未来永劫、アジア
における中核証券市場としての地位を磐石に確保していることを祈念してやみません。
(東京外国為替市場も同様です。)
尚、取引時間の拡大を実施する方向性等に関しては東京証券取引所が示すものではなく、
パブリック・コメントという形で幅広く内外の投資関係者各位に意見(2010年9月10日まで)を募
っております。詳しくは東京証券取引所のホームページを御高覧下さい。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・月足/米ドル円/日経平均株価
2010年08月18日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
残暑お見舞い申し上げます。
涼風、動意待ち・・。
何時動く!?山勘?力勘?
さて、動かぬ東京市場、円高・株安圧力が継続しており、酷暑同様、ストレスが溜まります・・。
動く、動かぬは神のみぞ知る、のが相場の世界ですがその領域にアプローチするのも市場関係者の努め。
まず、サイクルの観点として一般的にファイナンシャルアストロロジーサイクル(金融占星術)では25日
水曜日が満月なので前後2日間を危険転換期とすると来週一杯が注意を要する日とされ、また30日
月曜日がサマーバンクホリデーでロンドン市場が祝日休場となることから26-27日にかけて3連休前での
ポジション縮小も予想され、ボラタイルな値動きも想定されるところです。
日経平均株価においては9千円台前半で下げ渋っているものの上値の重い展開が継続・・。
しかしサイクル分析の重鎮、レイモンド・メリマン氏の”フォーキャスト2010”によると8月21日の
前後3営業日、つまりは本日18日から25日までを日経平均株価の重要変化日、と示唆しています。
それぞれの想定転換期間日を併せると18日―27日、そして重複する期間日が23-25日、となります。
では何が材料視されて市場が動意するのか。思いつくところでは21日豪総選挙投票、27日バーナンキ
FRB議長講演、、、。ニューヨーク連銀が発表した日程によると10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)
で決まった、政府機関債や住宅ローン担保証券(MBS)などの償還金を米長期国債へ再投資する入札
実施が8月17日から9月13日までで、総額180億ドル、とされていることが市場に大きな影響を及ぼすのか否か。
改めて今月の主な経済指標を再確認した次第です。
ちなみに山勘(やまかん)とは山を張る、山を賭けると同義語ですが、”鉱山を採掘する山師の勘”、
”武田信玄の軍師、山本勘助の勘”、が語源だとされております。従って今回は力勘(りきかん)での御案内となりました。
本日の東京ドル円戦略。
引き続き焦点となる主戦場は85円台前半・・・。タイトな予想レンジ内で大胆な攻守切り返しでの
小刻みなトレード対応がリスク管理に繋がる、と考えます
ドル円パッと見テクニカル。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円
2010年08月17日
お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
残暑お見舞い申し上げます。東京はこのままだと12月には50℃!?かと思うほどの暑さです。
さて、本日は8月17日で「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」、と語呂合せしたパイナップルの日だそうで、、。
パイナップルにはビタミンB1が比較的多く含まれ疲労回復、夏バテ防止などの効果もあるとのこと。
残暑厳しいおり、皆々様、リスク管理に加え、食生活での体調管理もお忘れなく!
申し訳ありません、 陣中見舞いのデモです。FXデモはこちら!
今夜の材料。
18:00(独) 8月ZEW景況感調査(前回21.2 予想20.6)
18:00(独) 8月ZEW景気現況指数(前回14.6 予想24.0)
18:00(ユーロ圏) 8月ZEW景況感調査(前回10.7)
19:00(豪) スティーブンス豪準備銀行総裁講演(パース)
21:30(米) 7月生産者物価指数 [前月比](前回-0.5% 予想+0.2%)
21:30(米) 7月生産者物価指数 [コア:前月比](前回+0.1% 予想+0.2%)
21:30(米) 7月生産者物価指数 [前年比] (前回+2.8% 予想+4.2%)
21:30(米) 7月生産者物価指数 [コア:前年比](前回+1.1% 予想+1.3%)
21:30(米) 7月住宅着工件数(前回54.9万件 予想56.0万件)
21:30(米) 7月建設許可件数(前回58.6万件 予想57.6万件)
21:30(加) 6月国際証券取引高(前回+231.56億加ドル)
21:30(加) 6月製造業出荷(前回+0.4%)
22:00(米) ガイトナー米財務長官・下院金融委員会に出席
22:15(米) 7月鉱工業生産 [前月比](前回+0.1% 予想+0.5%)
22:15(米) 7月設備稼働率 (前回74.1% 予想74.5%)
22:30(米) 米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) ニューヨークオプション行使時間期限
24:00(英) ロンドンフィキシング
01:30(米) コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演「FOMCの内部」
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/諸官庁・各種情報ベンダーより
今夜の戦略。
先週、一部のマスコミから中央銀行関係者ではなく、介入を決定する立場でもない、としたユーロ圏
関係筋コメント「欧州では日本の為替介入は歓迎されない」「いかなる協調介入も機能することは
まずないだろう」が報じられました。
自国通貨安を以って輸出の促進を図り、自国の利益を優先するスタンスは当たり前の話であり、また、
そもそも2003年5月8日に財務省・日銀が53億円相当のユーロ買い・日本円売り介入をして以来、皆無
なのですがどのような意図が隠れているのか??。
今夜は介入に関する観測コメントほか、特に米要人コメントに警戒し、また米生産者指数からデフレ
進行/後退、とした米金利動向への思惑有無に警戒を感じます。
また、豪ドル円に関しては引き続き正念場、と感じており日足一目均衡線上では雲の中を迷走しつつ、
上値は基準線推移の77.06、下値は雲の下限76.16がそれぞれ意識されると考えます。
特に直近の安値圏75.98、75.84を意識するなら76.00や75.80、75.50に豪ドル短期ロング派のストップ
ロスの設定も類推されるところであり、同価格帯での決断には十分、注意を払う必要を感じます。
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/豪ドル円
ドル円パッと見テクニカル。
焦点となる主戦場は85円台前半・・。引き続き小刻みなトレード対応がリスク管理に繋がる、と考えます
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円
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