2010年09月13日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
先週末土曜日、自転車でうろうろしていたら下町の新ランドマーク、”スカイツリー”の真下にいました。
観光客のかた、意外と多いのですね。
スカイツリーの真下

週末取り越し苦労
さて、先週末は 
御注意!絶対的最高水準の為替市場分析?
として、チャイナリスクから前週末終値と今週始値の乖離を危惧しましたが、取り越し
苦労で無事通過。中国国家統計局の気紛れだったのか?未だに真意が不明です。
突然の週末の発表に先週は警戒感を持ちましたが予想を上回っていたことから、リスク
回避圧力の後退が期待されます。

但し、発表された中国の経済指標の一部が強めだったことを受け、中国人民銀行(中央銀行)
貨幣政策委員の李稲葵氏が銀行の預金金利の小幅引き上げ、あるいは 変動金利への移行を
実施すべきとの考えが報道されており、同国の金融引き締め懸念がリスク回避に伴う円買い
圧力がかかる可能性は孕んだまま、となっています。
また、ウォール・ストリートジャーナル紙(WSJ)によればガイトナー米財務長官が中国は
元弾力化発表後、為替レート でほとんど何もしていないと不満を述べている、とした報道
もあり、連動してのドル円下値リスクは依然継続、と考えています。

  

東京戦略。
短期的には米長期金利の上昇、前週末の中国経済指標の好調さを好感して、日本株、そして
アジア株が堅調となれば、”リスクオン”として資源国通貨などに対して円売り圧力の高上
が期待されます。
商品先物取引委員会CFTCが公表した円の取組高が8月上旬以来の買い越し額として臨界点も
感じるところです。

0913CFTCの建て玉明細
しかし一方では、東京ドメステイックな材料としては14日の民主党代表選を注目せざるを得ず、
「政局混迷」、「政治空白化の長期懸念」が強まれば、単独での円売り介入でさえも難しくな
るとの思惑が強まる可能性が考えられます・・。

シンプルに菅首相が代表に選ばれれば、日経平均株価の上値は重く一方、小沢前幹事長が選ば
れた場合、日経平均株価は上昇、とした市場センチメントが優勢なようです。

しかし、ドル円為替に関してはどちらも断固たる、とした姿勢は同じ。
ある意味、先日の野田財務相見解に続いて菅首相からも協調介入は難しい、 とした見解が示
された分、ドル円相場に”国際政治銘柄”色を改めて強く感じました。

米経済再生諮問会議のボルカー議長(元連邦準備理事会議長)が「米経済が完全に回復す
るまでには数年かかる」との見通しをも示すなかで、”民主党新代表”が11月中間選挙を
控えた米政権にドル買い・円売り介入の理解を得られるのか否か。

逆に、先日10日金曜日の政府閣議決定※「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」での
円高のメリットを最大限に活用する、という観点で”忍従”姿勢が強まるのでは、と危惧して
います。
※詳しくは首相官ホームページを御覧ください。


ドル円パッと見テクニカル。
再度、上値焦点は戻り売り圧力をしのぎ、84.30を乗り越え、84.50を踏み越えることが出来る
か否か。

下値焦点は83.80-60圏として83円台後半の維持の有無、と考えています。

0913東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ドル円



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2010年09月11日


お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、相場動向、特に円高進行に対する方策を政府・日銀がどうするのかが市場の関心事
であり、また、各国協調を得ずらいなかで円売り介入を行った場合、(参考:野田財務相談)、
どのような市場反応になるのか、単独の限界を見据えた攻めがなされるのか、否か、勘案させられます。

それは最近の例だとスイス政府がユーロ安/スイス・フラン高を受け、昨年3月から今年6月まで
相当額の為替介入で対応したものの、一般的には懐疑的であり、結果、失敗、、とされた見方が支配的
だからです。

今の日本がおかれている立場もそれに近いかもしれません。

緊急セミナー0911

今後の予定。
今月も来週からは中旬入り。改めまして岡三投資情報の総合投資戦略月間見通しの中から9月の
主なスケジュールを御案内いたします。

【9月の主なスケジュール】

来週はいよいよ民主党代表選挙の結果が判明。
国会議事堂

内外の政局・景気の不透明感が継続しそうな流れですが、9月の投資戦略を策定する
にあたり、少しでも御参考になれば幸甚です。

会場型セミナーのお知らせ。
日時:2010年09月16日(木) 18:30〜20:00
会場: 東京金融取引所内「金融取プラザ」
千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング15階
 
「ドル円」の落日。〜日銀包囲網〜

0916セミナー<前回の模様>



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2010年09月10日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、ある意味、絶対的?最強ともいえるマーケット分析が公表されました。
その公表時間は9 月10日金曜日午前8 時50 分。
日本銀行政策委員会金融政策決定会合議事要旨(2010年8月9、10日開催分)です。
(詳細は日本銀行ホームページを御覧下さい)

出席各位(敬称略)
<総裁>
白川方明 
<副総裁>
山口広秀  
西村清彦 
<審議委員>
須田美矢子
野田忠男 
中村清次 
亀崎英敏 
宮尾龍蔵 
森本宜久 

政府側出席者:財務省 木下康司 大臣官房総括審議官(9日出席)
         池田元久 財務副大臣(10 日出席)
         内閣府 梅溪健児 政策統括官(経済財政運営担当)(9日出席)
         平岡秀夫 内閣府副大臣(10 日出席)


ポイントは1ヶ月前の時点でなされた委員各位の見解が正しかった事・・。
●ユーロに関して欧州ソブリン・リスクの影響について、ストレステストの
結果公表を受けて欧州金融システムに対する不透明感は幾分和らいだものの、
財政問題そのものが解決されたわけではないとの認識

●足もとの円高水準が持続するリスクが高まっているとの見方

「円高水準が持続」とした見方が1ヶ月前・・。8月10日のドル円高安は85.17―86.25
でした。

上げ相場、勝ち残りを祈念
現地、三重県津市では揚げ揚げ(上げ上げ)と評判の”津餃子”(15センチ)。
縁起良く、上げ相場・勝ち残りを祈念して、皆様に画像でお届けします。

津餃子夕刊フジと産経新聞の広告
    photo by 岡三広報

 
今夜&週末に気になるリスク。
個人的に週末一番気になるのがチャイナリスク・・。
人民元の対米ドル相場が6月19日の弾力化表明以降も、上昇幅が留まっており
、依然として著しく過小評価された状態のまま。                                                     
10/09/01  6.8126                                                          
10/09/02  6.8003  
10/09/03  6.7973     
10/09/06  6.7838 
10/09/07  6.7799  
10/09/08  6.7907                                                          
10/09/09  6.7817      
(参考:9月の中国人民銀行 1ドル=人民元中心レート)


密約懸念。
先日北京入りをしたサマーズ米国家経済会議委員長※とドニロン米大統領次席
補佐官は中国人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁、中国の胡錦濤・国家主席
と会談。
一方、ガイトナー米財務長官は、9月16日に開かれる下院歳入委員会の
公聴会に出席し、人民元に関する政府の見解をするとの報道。
そして13日に発表が予定されていた一連の中国経済指標の発表日が明日11日土曜日
に変更された、とした報道です・・。

明日発表されるのは消費者物価指数、生産者物価指数、鉱工業生産、小売売上高など。
休場日変更されたことにより中国の金融政策の変更などの思惑の高まりも当然であり
それは、以前から指摘懸念していた通り、人民元問題の蒸し返しが円高バイアスを高
める可能性が考えられます。
中国日本米国

状況からの類推でしかありませんが9月11日土曜日早朝のニューヨーク市場終値と
13日月曜日の早朝のシドニー市場始値に大きな開き(窓=ギャップ)が発生する
可能性も否定できません。
週末リスクを念頭としたトレーディングの必然性を特に感じます。御注意を。


※ローレンス・ヘンリー・サマーズ氏はクリントン政権下の1995年に財務副長官。
 1999-2001年は財務長官として当時の日本政府に減税や銀行への公的資金投入の
 必要性を要求。

今夜の材料。
20:00(加) 8月失業率 (前回8.0% 予想8.0%)
20:00(加) 8月雇用ネット変化 (前回-0.93万件 予想+1.78万件)
22:30(米) 米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) ニューヨークオプション行使時間期限 
23:00(米) 7月卸売在庫 [前月比] (前回+0.1% 予想+0.4%)
24:00(英) ロンドンフィキシング
24:40(加) カーニーカナダ中銀総裁 講演 
  未定:オバマ米大統領記者会見「経済問題」
  白川方明総裁:11日から14日までスイス出張(国際決済銀行(BIS)総裁会議

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/諸官庁・各種情報ベンダーより

ドル円パッと見テクニカル。
再度、上値焦点は84円台に完全に回帰し、84.30を乗り越え、84.50を踏み越える
ことが出来るか否か。
下値焦点は依頼心を持つには不安な83.80-60圏、ストップロス値やオプション/仕組
み債の設定観測がある83.40、節目の83.00。割れて82.80、50、20、82.00。
83円台後半〜84円台前半を主戦場とし、”一夜完結型”トレードをイメージしました。

0911欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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