2010年03月13日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、為替市場ではトレンドが迷走する中、15日からの週は指標イベントも多数ありますが、やはり根底にはギリシャ財政問題からのユーロ懸念が主役と考えます・・。

おさらいですが
そもそもギリシャの何が問題なのかというとユーロは複数国の共通通貨なので、ユーロ加盟国は「財政赤字をGDP比で3%以内に収める」という条約が課せられています。しかし10月にギリシャで誕生したパパンドレウ新政権が、前政権の統計処理の不備(財政赤字がそれまで言われていたGDPの3.7%台ではなく、12.7%だと発表)を公表して金融市場が騒いでいるのです。
(パパンドレウ・ギリシャ首相:米国ミネソタ州で生まれ育ち、ハーバード大学卒業)
欧米マスコミ報道、特に英フィナンシャル・タイムズ紙や米紙ニューヨーク・タイムズによるとギリシャが2001年にEUへの加盟が認められた際に財政赤字削減などの面でEUの条件を満たしていなかったにもかかわらず加盟が許された背景には米系インベストメント銀行(ゴールドマン・サックスで担当者はギリシャ出身者です・・)に仕組債を作らせギリシャの債務を次の世代へ「先送り」するディールを締結した、つまり、”飛ばし”を行い政府会計の帳簿外債務があることが発覚してしまった、とのこと。
こうした「飛ばし」不正問題を抱えた上に世界的な景気縮小期では財政赤字が膨らみこそすれ削減することは大変なことであり、更にギリシャの場合、財政赤字の大半をユーロ加盟国からの借入れとされています。
そこで前出、「財政赤字をGDP比で3%以内に収める」というEUの加盟条約をしっかり守れている国は本当は少ないのでは??とユーロの信認に関わる重要な事件として疑心暗鬼で市場に取り沙汰されているわけです。

ユーロ取引では対円、対米ドルがクローズアップされがちですが対豪ドル、対スイス(参照:当社でもお取引可能です<=東京金融取引所(くりっく365)>)等でのユーロ弱含みも顕著であり、注目すべきトレンドを見せています・・。
0313ユーロ豪ドルスイス
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・月足/ユーロ豪ドル/ユーロスイス

さて、今回はギリシャ国債CDSについて書かれているレポートを特別に公開

岡三証券経済調査部作成のグローバル・ボンド・ストラテジー
  〜ギリシャ以外のPIIGSの信用懸念は一服か〜
今後のユーロの行方を占う上で御参考になれば幸いです。

尚、その他レポートを御覧になりたい場合は当社お取引画面で御覧に成れますが、当社に口座をお持ちでない場合は、これを機会に口座開設を御勘案ください。当ブログ右上、若しくは下記からお申し込み可能です。

セミナーの口座開設



okasanonline at 10:10コメント(0)トラックバック(0) 
力也のFX道場 

皆様からのご声援をお待ちしております!

  • 人気ブログランキングへ
  • にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

2010年03月12日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
本日のランチは昭和の香り漂う銀座のど真ん中・晴海通り地下の旧三原橋。
銀座三原橋地下

昭和から平成へ。
地下街でのれんがひしめくムードから懐かしの米国映画『ブラックレイン』を思い出しました。
同映画の封切りは昭和64年夏、つまり平成元年夏・・。わたしが金融・外為市場に身をおいた年です。御存知の通り同年12月の225株価は38000円台と日本国内はバブル経済の最盛期を迎え、一方でドル円相場は160円台から120円台へと円高・ドル安で推移。天安門事件、東欧革命、ベルリンの壁崩壊など歴史上な事件も市場で経験しました。あとで冗談、とバラされましたが『ベルリンの壁、凄いだろ?』と普通のコンクリート片を見せられ、素直に信じた頃です(笑)

東京から欧米へ。
さて、政府がデフレ脱却を当面の政治課題に掲げているなかで日銀は外堀を埋められた格好となってしまい?市場は17日の金融政策決定会合を日本銀行の追加金融緩和観測に加えて、菅直人財務相の発言から政府が円高阻止の姿勢を示唆している、と解釈。
世界的に金融引き締めの方向にある中、日本だけが金融緩和の方向とする結果からの金利格差が顕著に為替市場に反応するのか欧米勢がどのように解釈するか、注意です。
短期的なビューとしての回顧材料としては昨年12月1日、日銀が臨時の金融政策決定会合を開き、追加の緩和策を検討すると発表し、金融市場は意外感から円売りが進みました。今回も日銀の金融緩和策観測が一段と強まれば、円安傾向が強まるとみられますが、対して、現実的な実現策を織り込み、且つ、見くびっての戻り売り意欲や3月の年度末決算を控えた国内の事業法人や機関投資家による自国資金回帰(リパトリ)の動き、そしてテクニカル的な上値重さから、果たして大きく上伸することが可能なのか否かがポイントと考えます。

19:15(独)ウェーバー独連銀総裁 講演(ボン)   
20:00(英) デール英MPC委員講演
20:00(ユーロ圏) 1月鉱工業生産・季調済 [前月比] (前回-1.7% 予想+0.7%)
21:00(加) 2月失業率 (前回8.3% 予想8.3%)
21:00(加) 2月雇用ネット変化 (前回+4.30万人 予想+1.75万人)
22:30(米) 米株市場開始(〜06:00) 
22:30(米) 2月小売売上高 [前月比] (前回+0.5% 予想-0.2%)
22:30(米) 2月小売売上高 [前月比:除自動車] (前回+0.6% 予想+0.1%)
23:00(ユーロ圏) バローゾ欧州委員長、欧州委員会の質疑応答に参加
23:55(米) 3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 (前回73.6 予想73.9)
24:00(米) 1月企業在庫 [前月比] (前回-0.2% 予想+0.1%)
24:00(米) ニューヨークオプションカット
01:00(英) ロンドンフィキシング
02:00(米) ガイトナー米財務長官 講演(米輸出入銀行コンファレンス)        
05:45(ユーロ圏) トリシェECB総裁講演(カリフォルニア、スタンフォード)                


ドル円ぱっと見テクニカル。
日足テクニカルで見た場合、引き続き一目均衡表の先行スパン・雲の上限90.51を巡る攻防を中心に想定。同水準を完全に上抜けし、一段の上昇余地が試されるところ。
下値焦点としては90.00オプションからの圧力が推測される中で下値サポートとしては基準線推移の90.14が機能。
上値焦点としては90円台後半から3月期末の輸出企業の円買い・ドル売り圧力が推測されるなかで91.00越え、91.25水準に向けてのアプローチ有無が最大の関心事となります。

0312欧米ドル円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円

60分足で見ると切り上がりが顕著で窓(ギャップ)からの支援が下支え。もっとも、週末リスクも鑑み、バイアスを傾けたエントリーよりクイックイン/クイックアウトでのトレードをイメージしています。
御無理は禁物です!十分にお気をつけ下さいませ。

0312欧米ドル円60足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



okasanonline at 18:53コメント(2)トラックバック(0) 
力也のFX道場 

皆様からのご声援をお待ちしております!

  • 人気ブログランキングへ
  • にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

2010年03月12日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
寒暖差が激しくて体調を崩されている方が多いと聞きます。よく考えたら遂先日の火曜日は都内でも雪が降りました
しかし、桜前線の便りから春の兆しを感じます。
個人投資家の皆様も、サクラ同様、満開の成果が得られるよう祈念しておりますので、週末金曜日、元気よく行きましょう!

蕾からサクラへ

東京。
昨晩のドル円相場は昨夕の”ドル円ぱっと見テクニカル”で指摘したとおりのレンジ内で終始。
イメージ指針としてはテクニカルに見た場合、これまで抵抗として寄与してきた一目均衡表の先行スパン・雲の上限90.51を巡る攻防を中心に考えています。下値需給としては90.00(OP期日12・13・16・17日)からの圧力が推測される中で下値サポートとしては基準線推移の90.14が機能。
上値焦点としては90円台後半から3月期末の輸出企業の円買い・ドル売り圧力が推測される中で91.00越え、91.25水準に向けてのアプローチ有無が最大の関心事、考えています。

0312東京ドル円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円

東京勢はクイックイン/クイックアウトとしたトレードスタンスが主体になるものと考えられます。

日銀。
短期金融市場では日銀の当座預金残高は13兆6000億円前後とし無担保コールオーバーナイトレートは0.100%水準前後での推移と日銀施策による市場変化は感じられないものの朝方、 菅財務相「円が若干強くなり過ぎると困ることがある」と発言するなど政府からのプレッシャーは 想像しやすいところ・・。
来週16、17日の日程予定である日銀金融政策決定会合に向けては先週末5日の一部報道を受けて、追加緩和観測が既成事実のように市場価格に織り込まれて高まりを見せている??なかで独立性の高い日銀の矜持として「(経済情勢)判断に変わりはない、一段の追加緩和はない!」というような日銀ゼロ回答、とした観測報道が成された場合の下値リスクには十分、警戒が必要です。勿論、週末調整にも御注意下さい。


再確認。
来週からはサマータイムに変わります。御自身のトレード戦略にも関わりますから欧米指標時間の変更に御留意を!!
岡三オンラインFX(くりっく365) 取引時間の変更について

岡三アクティブFX(店頭FX) 取引時間の変更について



okasanonline at 10:49コメント(0)トラックバック(0) 
力也のFX道場 

皆様からのご声援をお待ちしております!

  • 人気ブログランキングへ
  • にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ

免責事項

  • 本投資情報は、情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 本投資情報の公開および各コンテンツの更新については、都合により予告なく休止、変更、削除する場合があります。
  • 本投資情報の掲載情報の正確性・妥当性等について、岡三オンライン証券およびその情報の提供者が一切保証するものではありません。ご投資の最終決定は、お客様ご自身の知識、経験、投資目的、資産状況等に適う範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。
  • 本ブログの掲載情報に関するご質問等にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
  • 本投資情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
  • 本投資情報は、いかなる目的であれ当社の許可なく転用・販売することを禁じます。
口座開設のご案内

まずは岡三オンライン証券で
証券総合取引口座を開設!

口座開設

株と為替の売買シナリオ 配信中

プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

岡三オンラインFX
(くりっく365)
岡三アクティブFX
(店頭FX)
ガチンコ対談
有名トレーダー・ブロガーとの対談コンテンツ「FXガチンコ対談」を開始いたしました。

武部力也のガチンコ対談

ブログランキング

皆様からのご声援を
お待ちしております!


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 為替ブログ 為替投資情報へ