2009年10月07日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、最近のご相談としてドル円相場の下値懸念についてのお尋ねをよく頂戴しますので改めて確認です。

まず米国株式市場ダウ平均株価に関してですがドルのバラまきから”オバマ・ラリー”が始まり9 月末のピーク以降は約4%下落となりました。

下落への引き金は各種米景気指標に対する失望、または消費刺激策<8月末終了:自動車買い替え優遇、11月末終了:住宅新規購入減税措置等>などが挙げられます。
<もっともテクニカル的な観点から見れば半年で57%も急伸すれば調整も当然ですが・・>、

今回は3 月から米国株高転換、という象徴的な期待上伸に対し、一方で4月以降のドル円相場はドル安・円高が顕著であり、それが一般的には米国クライシス、若しくはドル安危機を更に誘引させているともいえます。では、何故“ドル安”なのでしょうか・・・。

ダウ平均株価
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ダウ平均株価
2009ドル円相場
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円


それは、やはり米金利が低下し続けていることに着目せざるを得ないと考えます。
米国3ヶ月もの金利
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)3ヶ月もの

米金利の低下はご存知のように米景気後退を起因としたバーナンキFRB議長による「長期間にわたり金融緩和的な政策を維持する」政策によるものですが一方で一部では貯蓄余剰が強まる、とした副産物を起こしており以前、我が国でも円のキャリートレードというのが脚光を浴びましたが、今回はドルのキャリートレード(金利の安いドルを売って高金利・高リターンが見込まれる金融商品に投資)意欲が高まっており、裏づけ資料としては米国の対外長期証券投資額が過去最高水準になりつつあることなどが挙げられるかもしれません。
(来週16日金曜日22:00に対米証券投資ネット長期TICフローが発表予定です)

つまりドル円相場においては相対的に円高が進行していますが、本質はあくまでも妙味対象のある通貨購入に対してドルが売られている、と考えられ、円が積極的に買われている、というわけではない、という点も踏まえて動向を考えないといけませんね。

ところで先刻、藤井財務相が「現在の円高は米国の低金利を背景としたドル安から派生している」とコメント。
まさに、シンプルでごもっともな解説ですが加えて「現在は静かに見守る」・・・。

これではドル円相場の下値リスク、若しくは円高懸念が起こるのも当然ですね・・。

今夜のドル円戦略ですが継続して上値の重い展開を予想。

テクニカル的な短期下値焦点としは60分足ボリンジャーバンド-2σ推移の88.18、88.00、そしてシンプルに1995年4月の安値79.75と2009年1月の安値87.10を結んだ延長線上となる87.50・・・。
最終的には1月21日の安値87.10が意識されるところです。

1995からの日足ドル円相場
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・月足/ドル円

 1ドル100円

1ドル=100円、、という響き、、懐かしですね・・。



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2009年10月07日

おはようございます、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、非常に強い勢力の台風18号<アジア名: Melor(メーロー)> は沖縄県の南大東島近海を北上、勢力を維持したまま近畿地方を中心とした西日本に上陸する可能性が高まっているとのこと。昭和34年9月26日の伊勢湾台風に匹敵するとのことですので十分お気をつけ下さい。

台風18号
参照:気象庁公表データから

為替市場では昨日サプライズとなったRBA豪準備銀行の予想外の利上げの影響が引き継がれ豪ドルをはじめ資源国通貨は対ドルで軒並み年初来高値を更新
豪州の国債市場では短中長期の国債金利が小幅に上昇(債券価格は下落)していることからも金利差面で豪ドルの押し目買いがサポートされ易い環境であり、豪ドル円をテクニカル的に見ると日足・一目均衡表では雲の限78.66水準がサポートしており目先は80円に向けての回帰が期待されるところです。

1007豪ドル一目均衡
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/豪ドル円

本日の東京外為市場でも10-12日の3連休が迫る中で、国内個人などの短期筋による「連休中のスワップポイント(金利差収入)」を狙った高金利通貨の押し目買い、特に通常の週末休日前は水曜までにポジションを仕込み、木曜早朝のNY市場終了まで持ち越す(ロールオーバー)と、土日を挟んだ3日分スワップポイントが付与されますが、今回は月曜日がお休みですので4日分付与となります。<当社例>

勿論、金利差分の収益を、円高・外貨安による円全面高のリスクが残る中で為替差損が帳消しにするリスクも厳然と警戒されていますが、こうした短期的な運用法に注視している向きもあり相場動向の一因として念頭においておく必要があります。


本日の東京ドル円戦略ですがドルが資源国通貨高の反動から主要通貨に対して軟調となったことからドル円相場でも上値の重い展開を予想。

テクニカル的な短期上値焦点として昨晩のニューヨーク戻り高値圏/89.20、、89.25-45ギャップ(窓)ゾーンの埋め戻し残り、60分足ボリンジャーバンド中心線推移の89.37。
89.65-85はギャップ(窓)ゾーンであり89円台後半抜けには相当なエネルギーを要するのではと考えます。

一方、下値焦点とし昨晩と今朝、そして10月2日安値圏でもある88.60-65、60分足ボリンジャーバンド-2σ推移の88.58、日足ボリンジャーバンド-2σ推移の88.48。
88円台半ばの維持が重要と見ており下値ブレイクした場合は、88.22(9月28日直近最安値)、1月23日の戻り安値88.00がターゲットされやすくなると見ています。
市場のテーマとしてドル安の流れが継続していることから最終的には87.50、1月21日の安値87.10が意識されるところです。
1006ドル円ボリンジャー
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ボリンジャーバンド/米ドル円

本日の東京ドル円相場は88円台後半を中心とした推移
と考えています。



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2009年10月06日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、6日東京午前に英インディペンデント紙<電子版>アラブ諸国は原油取引での米ドル利用中止に向け協議中だとし、アラブ諸国が中国・ロシア・日本・フランスと極秘に協議し円・元・ユーロ・金の通貨バスケットを利用する、と刺激的な報道をしたことからドルの下値リスクが高まりました。実現不可能でもネタはネタ。市場参加者としての反応は当然です。

そして東京午後にサウジアラビア通貨庁(中央銀行)のジャーセル総裁が原油の支払いをドル以外の通貨にシフトするとの話を否定した発言が報道され、また、アルジェリア・ジュディ財務相が「原油取引に新たな通貨は必要ない」と発言ロシア・パンキン財務次官は「原油取引での米ドルの役割変更は協議していない」これも至極当然のコメントをしました。

仮に容認、若しくは新たな通貨の必要性を説こうものなら世界金融市場は大混乱でありますが、冷静に考えれば流動性の高い原油市場である
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)などのドル建てベンチマークに一番の指針を甘受しているのが米ドル・ペッグ制を採用しているアラブ湾岸諸国ですから目先は現実性に乏しいはずです。アラブ湾岸諸国の通貨の多くが完全兌換性を持っていないという点を考えれば流動性が一番高いドルからの完全兌換性が現在の各国の国の富に直結していると思われるからです。

しかしながら、どんな報道でも身構えて反応するのは当然。
そこで事前リスクを認識しておきましょう?。
本当に怖い、と思うのは中東原油に関する通貨建て対象も含め、地ならし的報道が成されたとき。

それはなにか、というと「カリージ(Khaleeji)」です。(「カリージ」とはアラビア語で「湾岸」の意味。別名:湾岸ディナール)。
これは、あまり知られていないですが中東諸国で検討されているとされる湾岸共通通貨の仮称でして湾岸協力会議(GCC)(加盟国は、アラブ首長国連邦・バーレーン・クウェート・オマーン・カタール・サウジアラビアの6カ国)が早期導入を検討しているようですが、これに関して具体性のある報道の方が現在は市場インパクトが高いですよね。
Xdayに備え、なんとなく覚えておいてくださいませ。
<初めて聞いた!何だ??(゚∇゚ ;)エッ!?では困りますからね>


さて、今夜のドル円戦略ですが

21:30 (加) 8月住宅建設許可 [前月比](前回-11.4%)
22:00 (米)NY原油先物市場開始
22:30 (米) 米国株市場開始 
23:00 (米) ニューヨークオプションカット
23:00 (加) 9月Ivey購買部協会指数(前回55.7)
24:00(英)ロンドンフィキシング
IMF・世界銀行秋季会合(イタンブール、7日まで)

を念頭にテクニカル的な短期上値焦点として東京時間の戻り高値89.41と89.25-45ギャップ(窓)ゾーンの埋め戻し残り、60分足ボリンジャーバンド中心線推移の89.45。
昨晩のニューヨーク戻り高値圏/今朝の東京高値圏89.65-70、89.65-85はギャップ(窓)ゾーンでもあり上抜けて日足一目均衡転換線89.93、昨日の東京高値圏、そして先週末のニューヨーク市場での戻り高値89.95-90.00。
これらを意識すると89円台後半抜けには相当なエネルギーを要するのではと考えます。
更に上抜けて60分足ボリンジャーバンド+2σ推移の90.02、10月1日の戻り高値90.15-20。そして90.40-45(9月30日高値)、25日21:45の戻り高値90.50、90.90-95(9月22日安値)。

91.00-25のギャップ(窓)が最終ターゲットとなりますが91.00-05にはストップ設定やオプション設定も観測されていることから防戦売り圧力も推測可能であり、91円台に向けての上伸アプローチにはかなりの動意材料の必要性を感じます。

1006ドル円ボリンジャー
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ボリンジャーバンド/米ドル円

一方下値焦点とし89.05-88.90のギャップ(窓)、日足ボリンジャーバンド-2σ、そして60分足ボリンジャーバンド-2σ推移の88.86-87のサポート有無が意識され、88.60-65(10月2日安値)、88.22(9月28日直近最安値)、1月23日の戻り安値88.00、割れて87.50、1月21日の安値87.10と見ています。

下値リスクに警戒して戻りが何処までか、想定レンジ内での逆張り戦術イメージで考えています。



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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