2010年03月24日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、1603年の本日、徳川家康は征夷大将軍に任じられ、これをもって江戸・徳川幕府の始まりとされています。
以来、江戸っ子住民が増えるわけですが、一方で江戸言葉を喋る世代は少なく、わたしの祖父や親世代まで。
<個人的には「ひ」と「し」がわからなくなる時がありますが、バレて指摘されることは稀にしかありません(笑)>都市への流入人口と時代に移り代わりで風化してくのは世の常です。

一方、江戸、改め東京外国為替市場ドル円相場のセンチメントが風化しません・・。明確な方向性が見出しづらく膠着ボックス圏内相場の推移は継続。
下値は90.0089.75-80にオプション観測があり、加えて機関投資家のヘッジ外しやゆうちょ銀行が国内債偏重の資産構成見直しの名目の下、郵貯や簡保の米債運用が円高阻止に動員されているといった思惑まで浮上しています。
対して上値からはオプションオーダーの消滅や3月期末からのレパトリエーション(資金の母国回帰)による円転圧力も徐々に低減している、とされている一方で90円台後半に躍り出ることを拒まれています。
「東京金融取引所くりっく365 売買建玉の推移<参照:取引画面内>」から米ドル円の買い比率を見ても3月上旬からはほぼ拮抗。センチメントからもドルを買う妙味が希薄化されている観を感じるのですが、如何でしょう?・・・。

東京。
短期金融市場では日銀の当座預金残高が17.5兆円と期末越えの資金供給を継続し無担保コールオーバーナイトレートは0.090%水準前後での推移と日銀が意図する施策下で推移。
資金の余剰感が新たな円のファインスに繋がるか否か、と見た場合、東京株式相場での上伸がリスク許容度の拡充としてドル円相場が牽引される可能性もあり上値追いリスクに警戒が感じます。ユーロドルからの連動(ドル買い・ユーロ売り)もその限りではなく、ドル円相場ではエネルギーが蓄積されている可能性から一気に値が飛ぶ可能性に要注意と考えます。

ドル円ぱっと見テクニカル。
下値は90円前半の維持の有無
をポイントとし、一方の上値は91円台に向けて90円台半ば越え、90円台後半に橋頭堡(きょうとうほ)が構築できるか否かが鍵
本日も想定レンジをイメージする一方でブレイクポイント水準では済し崩し的な変動に気をつけてクイックイン/クイックアウト、とした丁寧なエントリ−&エグジットが望ましいと考えています。

日足一目均衡線では基準線推移の90.13、先行スパン/雲の下限になる90.51を巡る攻防と見ています。

0324東京ドル円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円



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2010年03月23日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、中国経済の凄さはご高承どおり。
米国経済をも凌駕する経済成長の持続性は世界を席巻しています。
そうした中で米国では超党派の議員が人民元問題に絡み対中制裁法案を提出するなど、米財務省が4月15日に公表する為替報告で中国を「為替操作国」に認定するよう求める圧力が強まり、対して中国商務部の陳徳銘・部長は米国政府が中国を「為替操作国」に認定すれば、報復措置に踏み切る意向を明らかにし通貨の引き上げが国際貿易不均衡の是正に果たす役割は非常に小さいと指摘しています。

ところが、一方でこうした状況を骨抜きにする驚愕のコメントが報道されました。そもそも圧力には屈しない!と矜持を示していた温家宝首相が、北京で行われた米国企業関係者らとの会合の場で中国の貿易収支について「去年10月は200億ドルの黒字だったが、今月上旬、80億ドルの赤字になった。」「中国はアメリカ製品の輸入を拡大する」、つまりアメリカ製品の輸入を増やして貿易摩擦の解消に努める姿勢を強調したのです・・。
うーん、、、米商務省のデータなどを見ると対中国の主要輸出品目は航空機類、半導体等電子部品、科学光学医療、穀物類とされますが、さて、軍事品でなければ、旅客機か医療関係か??いずれにしろ対米貿易赤字なら米国は人民元について何も言えなくなります・・・。
中国の国家戦略が(=中国共産党)統治体制を堅持し、改革・開放政策によって国民生活を豊かして、富国強兵覇権主義、とするなら日本は(=民主党)による統治体制を堅持し、「国民の生活が第一。」の友愛主義、となるでしょうか・・。

したたかな中国の対応から米連邦議会が振り上げて降ろす拳の先が中国から急に日本にならないことを祈念する限りです

今夜の材料。
18:30 (英) 2月消費者物価指数
18:30 (英) 2月小売物価指数
19:00 (米) プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
20:00 (英) 3月CBI流通取引調査(前回+23) 
21:30 (加) 2月景気先行指数 [前月比] (前回+0.9%)
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 (前回505万件 予想500万件)
23:00 (米) 2月中古住宅販売件数 [前月比] (前回-7.2% 予想-1.1%)
23:00 (米) 3月リッチモンド連銀製造業指数 (前回2)
23:00 (米) 1月住宅価格指数 [前月比] (前回-1.6% 予想-1.0%)
23:00 (米) ガイトナー米財務長官証言(下院金融サービス委員会)
04:35 (米) イエレン米SF連銀総裁講演「米経済見通しと中央銀行の独立性」

英国消費関連指数によるポンド円への影響からドル円に波及するのか否かに警戒。
0323ドル円とポンド円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/ポンド円

また、メルケル独首相が世論の反発を受けぬようサポートを意味するのかトリシェECB総裁がドイツのテレビ番組で、「1国の離脱は理念から外れる」、とリシャ問題を示唆して欧州経済通貨統合の原則とヨーロッパ経済圏が寸断されるリスクをコメントしたとされており、依然と不透明感漂うユーロからドル円に連動する可能性にも注意が必要です。

ドル円ぱっと見テクニカル。
引き続き90円台推移が続いており、下値は90.0089.75-80にオプション観測、一方の上値は90.80-91.00にオプション観測がなされ上下それぞれから防戦圧力が囁かれています。
テクニカルに見た場合、日足一目均衡線では基準線推移の90.14、先行スパン/雲の下限になる90.20を巡る攻防が今後の相場水準の移行を占う重要水準と考えており、要は90円前半の維持の有無がポイントと見ています。今夜も引き続き想定レンジブレイクによる済し崩し的な変動に気をつけてクイックイン/クイックアウト、とした短期デイ・トレードスタイルで考えています。

0323欧米ドル円日足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円


本日のランチは鳥そぼろ丼
鳥そぼろ丼
ドル円相場も”そぼろ”の意味のように汁気抜きのばらばらでパラパラで細かそうですが、味わえば甘みもあるはず!しっかり頂いて、じっくり味わってください。



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2010年03月23日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、横ばい推移の気迷い相場が続いています・・。
一般的な資産運用における分散投資とは従来、預金や不動産などが代表されましたが、近年は多岐に及び「ポートフォリオ」という言葉も一般的になってきました。
個別対象での投資期待収益ではなく、リスク回避を意識した複数対象の分散投資、という考え方ですね。
FXのみの取り扱いですと対米ドルや対ユーロだけではなく、他の通貨、クロス円を御案内する「通貨ポートフォリオ」となるのでしょうが為替取引のみに視野を狭めて投資、、というのも時には些か無理が生じるかもしれません。
何故なら本来は投資対象の金融商品の組み合わせを鑑みて巨視的なマクロ指数対応、強いては各種金融市場の動向が翻ってFX投資にも役立つ、と考えるからです。

得意の投資通貨ペアが「動かない、、」と思ったら、FX以外、他の金融商品を見るのも一考です
<参照:当社取り扱い金融商品手数料一覧
FX投資を成功させることが投資戦略の基本である、とするなら、あくまでも見聞を広める、、の意識を持って他の金融相場に興味を持つことも重要だと考えるのですが、如何でしょうか。
「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」こんな格言を思い出しました


株式相場から為替相場へ。
国内機関投資家は新年度を見据えて売買を手控える傾向が強い期間、、、とした声が一部から聞こえるなかで株式相場においては今週の26日は3月末が決算日の企業の権利付き最終売買日。
この日までに株式を買えば配当を受け取れるので、高配当利回りや優待付き銘柄に対して個人投資家を中心とした物色相場が期待されます。
<当社取引画面内の岡三証券個別株レーティング情報などを御覧になると楽しいですよ
個人投資家を主体とした3月末での配当取りなど期末特有の動きが株価を押し上げるか否か、個人投資家本意の相場展開が期待されます。

東京ドル円戦略。
現状、トレンド相関の強い日経225指数とドル円相場を比すると些かドル円相場が225指数の足枷になっており、予断は許されない状況ですが

0323ドル円と225
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/日経平均株価

株価上伸、堅調、となればリスク許容度の広がりとして東京外国為替市場では、特にクロス円の精査がなされるところ、と考えます。
しかしユーロをはじめとした不透明感が、ドル円相場に与える影響も大きく、東京時間ではドルと円の売り買いが交錯する格好、と考えるのが無難なところかもしれません。

ドル円ぱっと見テクニカル。
引き続き90円台推移が続いており、下値は90.0089.75-80にオプション観測、一方の上値は90.80-91.00にオプション観測がなされ上下それぞれから防戦圧力が囁かれています。
テクニカルに見た場合、ボックス圏を抜けきるには相応のエネルギー(=材料)が必要で本日も想定レンジブレイクによる済し崩し的な変動に気をつけてクイックイン/クイックアウト、としたリスク管理重視の短期デイ・トレードスタイルで考えています。

日足一目均衡線では基準線推移の90.14、先行スパン/雲の下限になる90.20を巡る攻防が今後の相場水準の移行を占う重要水準と考えており、要は90円前半の維持の有無がポイントと見ています。

0323ドル円日足一目
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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