2010年06月18日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、報道によると政府が新成長戦略を発表。実際に首相官邸サイトで確認しました。
(サイト左側にあります。自分で確認しないと気が済まない性質でして・・・)

内容は”新成長戦略”〜「元気な日本」復活のシナリオ〜、として概要は2011年度までに
需給ギャップ解消、5%の失業率を早期に3%に引き下げる、過度な円高を回避し、内外需
を下支え・・。

そして「新金融立国」に向けた施策として、証券・金融、商品を扱う取引所が別々に設立
・運営されているという現状に鑑み、2013 年度までに、この垣根を取り払い、全てを横断
的に一括して取り扱うことのできる総合的な取引所創設を図る制度・施策の可能な限りの
早期実施を行う、とした内容です。

「新金融立国」―。
いい響きですが、一方、外に目を向けると来週6月25−27 日のカナダG8・G20 サミットで
もユーロ圏の財政金融不安を起因とした世界の金融システム不安の払拭に向けた動向が注目
されるところ。

先週ですがドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領がバローゾEU委員長に共同
で書簡を送付し、株式、国債、国債のCDSの空売り禁止を欧州全域での導入を検討すべきと
強化の要請をした、との報道があったのも記憶に新しいところです。
ユーロ不信を深刻化させた一因には、やはり寄り合い所帯と揶揄されたユーロ圏内の不協和音
やバラバラな危機対応、そしてユーロ安を容認し域内からの輸出力を強化し、経済的蘇生を図
るとした見方が各要人発言から鑑みられたところにあります。

そして米国においては少し先ですが7 月4 日の米独立記念日にかけては米議会で金融規制法案
を巡る審議が大詰めを迎える、と報道されています。


同法案は議会が独立記念日の休会となる7 月3−11日の前に成立される、とした報道観測か
ら同法案の要旨が見えてくれば過度な流動性低下懸念も後退する可能性が考えられます。


やはり金融ルールの明確化と安定した流動性は「リスク回避の”債券買い・円買い・株売り”」
の巻き戻し材料になる、と期待されるところで、世界の金融市場は暗闇から抜け出す兆しを
見せ始めていると期待したいところです。

 

今夜のドル円戦略。
去年の今頃は 世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準を「フェーズ6」へ
と引き上げ、パンデミック(世界的大流行)を宣言をしたことから市場参加者減少・リスク
回避による流動性の低下が懸念されていました。
今年は一転、 南ア・ワールドカップサッカー観戦での市場参加者減少?が謳われており、
事実、一部報道では日本―カメルーンが行われた14日深夜〜15日未明にかけ、試合の
ハーフタイム中と試合終了後、水道の配水量が大幅に増えていた、とされています・・。
門外漢なのでよくわからないのですが、今夜はドイツ、イングランド、そしてサッカーに
はあまり熱心ではなさそう?な米国勢の試合が予定されており、該当通貨の動向に影響が
あるのか??ということも一応御念頭に。

今夜の材料。
19:15(加) カーニーカナダ中銀総裁講演      
21:30(加)5月景気先行指数 [前月比] (前回+0.9%)
21:30(加)4月国際証券取引高(前回-6.16億加ドル 予想+35.0億加ドル)
22:30(米)米国株式市場(〜05:00)
23:00(米)ニューヨークオプション行使時間期限  
24:00(英)ロンドンフィキシング 
04:45(加)フレアティカナダ財務相会見  
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/各種情報ベンダーより

ドル円パッと見テクニカル。
『今年のドル円相場の高安は5月のゴールデンウィークに終わった』―。
こうした揶揄した見解がある中での今夜のドル円相場・・・。
引き続き、ユーロ動向と米国株式市場動向、そして週末リスクを念頭に短期トレーデイングで考えており、
特に節目のストップロスやオプション設定観測値<91.50、91.20、91.10⇔90.50、90.40、90.00>
に向けたストップハンテイング的な動きに注意です。

0618欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円



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力也のFX道場 

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2010年06月18日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

本日の東京・当社周辺は朝から湿気が多くムシムシとしたアツい天気。
青空が見える一方で大雨や雷雨に警戒、とした予報も出ており、憂鬱(ゆううつ)な気候・・。
相場同様、御注意下さい。


取引環境の変化。
2010年度の東京金融市場における取引環境変化の第1弾が1月4日の大発会から稼働した東証の新売買
システム「アローヘッド」とされます。売買注文の処理速度が大きく向上し東証が注文を受け、注文
成立の信号を送り返すまでの時間は、これまでの2秒前後から1000分の5秒へ短縮されたことから
注文の板を見て、機敏に対応する手法も難しくなってきたとされます。

一方、第2弾としてこの夏から施行されるFXにおけるレバレッジ規制(今年8月から50倍、来年8月から
25倍にレバレッジの上限を課すという内容)が話題です。

 

そもそもレバレッジとは?
普通に考えれば”レバレッジ”の意味などわかるはずもなく、金融市場で務めているわたしも認識した
のは2001年頃でした。(笑)

レバレッジ(leverage)の原義は「てこ(レバー、lever)」と言われてもピンと来ないですね。
要は自己資金をもって投資活動をする際、より利益率を高めたい、とした場合、他人資本※を利用
しての行いです。

もっと簡単にFX以外で例えるなら、武部が仮に1000万円で1000万円分の土地を買う・・。
そしてそれを銀行等で担保にして800万円借りて、800万円分の土地を買う・・。またまた、それを
担保に今度は500万円借りて、500万円分の土地を買う・・。更にそれを担保に今度は200万円借りて
、200万円分の土地を買いました!!、としましょう。

おおお、不動産王!

※此の場合、他人資本とは銀行が武部保有の担保物件の不足分を変動幅と武部自身に信用保証してくれること、投資に対して信用保証を得たことになります。


さて、自己資本は1000万円、保有している不動産は(1000万円+800万円+500万円+200万円)2500万円分!。
おお、まさしくレバレッジ2.5倍、となりますね。

単純に不動産価格が上昇すれば、、、逆に下がれば、、、これも、まさしく、、FXと同様の筈です。

つまりは一般社会経済でいわゆる”レバレッジ”経済活動は行われており、他人資本を導入することで
同額の自己資本でも、より高い利益率が上げられます。

但し、他人資本の利用割合を高め、此の場合、不動産価格の下落した場合、自己資本に対する損失の割合も
大きくなること、これがレバレッジのリスクとなります。


では、どうしたらいいのか。
レバレッジは投資効率を高めますが、自己資本に対する利益変動性を低下させること、要はレバレッジ
を低めれば安全性を高めることが可能となります。
自己資本以上の投資を行うことのリスクを良く考えた上でのリスク管理、法人・個人を問わず改めて
自己資本比率の意味を勘案する必要があります。
高レバレッジは自己資本に不可測な損失をもたらす可能性が潜んでいるのはFXに限らない筈です。

結局。
レバレッジの妥当性について、議論の分かれるところですが”為替市場分析の必要性”、という投資に
おける本質の部分がより一層、問われると考えます。

レバレッジにおける投資効率=ハイレバレッジに重きを置き、小額資金でスキャルピング手法などを
駆使して超短期間に資産を爆発的に増やす急騰収益曲線を描くイメージ派には大幅なスタイル修正を
迫られる可能性が高いかもしれません。

但し、規制をネガテイブに考えず『原点回帰』と思えば、健全にFXを投資対象として考える人が増え、
為替を愛する方々が増えるものと期待しています。

 


本日の東京ドル円戦略。
東京外国為替市場ではドルが対ユーロで3週間ぶりの安値圏で推移。欧州の債務問題をめぐる不安が
一旦後退を見せている一方、米経済指標が予想対比で下振れたことで米景気の先行き懸念が強まり、
円買い圧力が向上。

フラクタル分析で見ると米連邦公開市場委員会(FOMC)が低金利政策を継続するとの見方から米国債
価格が上がり、利回りは低下。
日米金利差縮小が意識され、米10年債とドル円はシンクロして上値の重いトレンド双行を見せています。

0618ドル円と米10年債
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/米ドル円/米10年債金利


ドル円パッと見テクニカル。
ドル円相場は指摘していた下値90円70-80急騰ゾーンの価格帯を攻め、その後反転小康・・。
但し、引き続き上値重さは警戒。90.50以下90円台前半維持の有無に注意し、東京時間は90.70-91.00の
レンジ想定で丁寧な短期トレードを考えます。

0618東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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力也のFX道場 

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2010年06月17日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

本日の東京は正午前には気温が31度まで上昇し2日連続で真夏日となり、当社周辺でも日傘を差した
女性が目立ちました。

日傘


東京株式相場・日経平均225においては本日6連騰に挑戦期待が寄せられましたが残念ながら6営業日
ぶりに反落。

過度なリスク回避の巻き戻しも落ち着き、連騰による値幅が大きかったこと、心理的な節目の1万円
をいったん達成したことで、調整戻り売り圧力がまさった格好です。

 

各党の政権公約と沖縄独立問題報道からの円リスクも無し。
「6月24日公示・7月11日投開票」の参院選日程、とした流れの中で民主党をはじめ各党から参院選マニ
フェスト、参院選公約が続々と発表されましたが、市場センチメントの改善には繋がらず、また、昨年
の政権交代直後の菅直人副総理・国家戦略担当相が沖縄独立を推奨するような言葉を漏らしていた、と
した報道も国土・国民の分離、地政学的な戦略円リスクとして蒸し返して材料視されず、円動向は総じ
て凪状態となりました。
太平洋と日本

今後の中長期的課題。
いわゆるユーロ圏財政懸念問題の起因であるPIGS(ポルトガルPortugal、イタリアItaly、ギリシャGreece、
スペインSpain)問題がリーマンショックの再現、として資金の引き上げ、悲観論が市場を覆いましたが
さて、今後の市場の焦点の一つとしてユーロショックから金利安・通貨安を起こした該当通貨がどのよう
に取り扱われるか、という点が挙げられます。

リスクオフから資金シフトされたマネーフローはその行き場を彷徨い、一方、株価の下落からリバウンド
が見込まれる期間は当然、リスクテイクとして該当通貨のキャリートレード復活が予想されるところ。

今後の中長期的課題、市場の焦点は、ユーロショックの先は何が起こるのか、であり、彷徨うマネーフロー
が何処に辿り着くのか、という点だと思われます。

当然、ゼロ金利・低金利通貨を調達通貨と位置付けるなら最右翼として候補名乗りがなされるのが”円”。
東京金融取引所の取引所為替証拠金取引「くりっく365」における取り扱い主要通貨の金利一覧を見ても
明白です。

各国通貨金利0617
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャートを修正加工

国際的にみて低金利施策の円を借入れて、そして円を売ってより高い利回りとなる外貨、あるいは外貨
建て株式、債券などで運用する流れは
キャリートレードの発生→ターゲットを円で策定→円売り/円安→輸出企業サポート→日本株高→キャリートレードの発生→・・・

とした円キャリートレードの構図をイメージさせることも可能であり、その明確な流れが何時起こるか。
目先は日本株価の上伸有無が一つの鍵と考えます。

225と豪ドル円週足0617
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/豪ドル円/日経平均株価

本日のランチは先行きの見通しが明るく見えるように、高級スタンデイング蕎麦バーで”ちくわ蕎麦”としました。

ちくわそばで先を見る
ドンブリからはみ出る長さでした。


今夜のドル円戦略。
外為市場では、不透明感は継続しているものの多少の報道や材料でも多数の通貨ペアは上下いずれに
も大きく動かず、感応度が鈍くなってきた、と感じさせる中で本日の東京市場では、円が主要16通貨
に対して小幅ながら全面高の展開となっており、やはり欧州信用不安の長期化懸念を背景としたリスク
資産向け投資には慎重な姿勢が根強い模様です。

先刻明らかになったECB(欧州中銀)月報でも各国政府は財政の脆弱性を是正する事が必要、とされており
、ユーロリスクの頭を改めてもたげる格好となってしまいました。

今夜も米国の経済指標や欧州の信用不安に振り回され、一喜一憂しそうな展開が予想されますが基本的
にはリスク回避の動きが出やすいことを念頭としたトレードが無難かと思われます。

 

18:00(ユーロ圏) 4月建設支出 [前月比] (前回+7.6%)
18:30(南ア) 4月実質小売売上高 [前年比] (前回+1.0% 予想+2.1%)
19:00(英) 6月CBI製造業受注指数(前回-18)
21:00(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ウェーバー独連銀総裁、講演(フランクフルト)
21:30(米) 5月消費者物価指数 [前月比] (前回-0.1% 予想-0.2%)
21:30(米) 5月消費者物価指数 [コア:前月比] (前回±0.0% 予想+0.1%)
21:30(米) 5月消費者物価指数 [前年比] (前回+2.2% 予想+2.0%)
21:30(米) 5月消費者物価指数 [コア:前年比] (前回+0.9% 予想+0.9%)
21:30(米) 週間新規失業保険申請件数 (前回45.6万件 予想45.3万件)
21:30(米) 第1四半期経常収支 (前回-1156億USD 予想-1193億USD)
21:30(加) 4月卸売売上高 [前月比] (前回+1.4%)
22:30(米)米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) 6月フィラデルフィア連銀景況指数 (前回21.4 予想21.0)
23:00(米) 5月景気先行指数 [前月比] (前回-0.1% 予想+0.4%)
23:00(米)ニューヨークオプション行使時間期限  
24:00(英)ロンドンフィキシング 

○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル)
○国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事、講演

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/各種情報ベンダーより

 
ドル円パッと見テクニカル。
ドル円相場は下値90円70-80価格帯を橋頭堡(きょうとうほ)として90円台後半の維持が保たれ91円台
前半をサポート。91.10水準ではダブル・ボトムを形成。

一方、上値は昨晩21時頃の急落ゾーン91.50-65越え、直近戻り高値91.80へのアプローチ有無に注視。
ある意味、基本的に動意薄でタイトな想定レンジ、、とするなら繰り返し、繰り返し、しつこくやり直しも可能。
”一話完結型イメージ”※短期トレーデイングで考えています。
※例えるなら1話7〜8分のサザエさんでしょうか・・。

0617欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


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