2010年05月17日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

今夜のポイント。

引き続き、ギリシャ問題からユーロの不安定/不透明感を意識した下落基調の継続を推考。


経緯の確認としては欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が合計7500億ユーロの支援策を発表。

さらに欧州中央銀行(ECB)が国債買取を発表したもののユーロ売り圧力が継続中。

商品先物取引委員会(CFTC)が直近に公表した建玉報告によると、大口投機家のネットポジションは、3週連続でショートが大幅拡大しています。

0517CFTC建て玉明細
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート


ユーロの不安定材料。
一方でユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が開催されることからユーロ急落に対する当局側からの牽制的な発言、イレギュラーな要人コメントで短期調整的なユーロ反発をもたらす可能性もあり要警戒。

また、一部メディア(独紙)から「パパンドレウ・ギリシャ首相、メルケル独首相、サルコジ仏大統領、ユンケル・ユーログループ議長など欧州の指導者がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場(※)を閉鎖するように呼びかけオバマ米大統領に書簡を送付した」と凄まじい内容が報じられています。

CDSに関しては以前から問題を定義していた向きもあり性急な話ではないまでもユーロに限らず世界的な信用収縮につながりかねない問題であるだけに、金融市場規制懸念からのリスク回避や短期ユーロ動向にドル円相場が振り回される可能性もあり御注意を。

(※)クレジット・デフォルト・スワップ (Credit default swap) とは、クレジットデリバティブ
    の一種で、債権自体を移転せず信用リスクのみを移転する取引。
日本のマーケットに
    おいてもリスクヘッジトレードとして短資会社を中心としたOTCインターバンク市場等で
    取り扱われています。


21:30(米)5月ニューヨーク連銀製造業景気指数(前回31.86 予想30.00)
22:00(米) 3月対米証券投資
22:30(米) 米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) ニューヨークオプション行使時間期限
24:00(英) ロンドンフィキシング 
01:00(スイス) ヒルデブランド・スイス国立銀行総裁講演
02:00(米) 5月NAHB住宅市場指数 (前回19 予想20)

○ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/各情報ベンダーより


ドル円ぱっと見テクニカル

60分足で見ると91.80近辺でダブル・ボトムを形成。
91円台半ばを中心とした価格帯が91円台後半を下支え支援し93円台に向けた反撃への橋頭堡(きょうとうほ)として機能するのか否か。

0517欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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2010年05月17日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

本日のランチは当社周辺某「デパ地下」のお弁当630円。

20100517デパチカ弁当
昭和レトロ風に白黒です。チンジャオロース(青椒肉絲)と海老チリの色を御想像下さい。

全部食べるには数年掛かりそうな種類がありました。
ちなみに「デパチカ」という言い方が一般的になったのは何年ぐらい前からでしょうか。

「マンキツ(漫画喫茶の略語)行ってさ〜」というのを「満喫?して何処に行く?」としか思い浮かばないようでは世情に疎くなってしまいます。

どんな業界にも略称や略語、隠語があると思いますが、特に若い金融商品であるFXに精通していない方が「レバが高いとか「ポン円動いてる?」「スワップ狙いか」等を普通に聞いたら「ん?お肉?」「ポン?タヌキ??」「??」と目を白黒させるか眉をひそめるかもしれません・・・。

今から20年以上前で「外為ブローカー(※1)」になりたての頃・・。
「ブンデス(※2)がちょうど(※3)、の手前でプロテクト(※4)させているみたいだけど、ギブン(※5)したら、みんなユアーズ(※6)してきて下に走る(※7)と思うよ」・・・。

ドルマルクセクションの人達の会話の意味がさっぱりわからず、夕刻に自セクションの優しい先輩にこっそり聞いたことを思い出しました・・・。(※8)

 

(※1)「外為ブローカー」もしくは外国為替ブローカー。
   金融機関同士が通貨取引を行うインターバンク市場(外国為替市場銀行間取引)で
   取引仲介を行う者、または業者(短資会社)のことを指します。

(※2)ドイツ連邦銀行・中央銀行(ドイツ語:Deutsche Bundesbank)

(※3)レートの大台節目の下の桁。文中は当時のドルマルクですが例えばドル円相場なら
   92.00を「きゅうじゅうにえん、ちょーど」と言い、「92.00/05」ならば「にの、ちょーど、
   まるゴ」と言います。先日のユーロドルの場合なら「1.25のちょーど割れで・・」

(※4)此の場合、直接若しくは委託、又は口頭牽制などで相場水準を維持させていること。

(※5)ギブン(Given)とはビッド(Bid=買値)に対して売り方がで売った、という意味。例え
  ば「92.50がギブンにした」と言えば 50が売られた(付いた)

(※6)ユアーズ(Yours)とは主にインターバンク市場の取引において取引通貨を「売った」
   という意味
(※7)下落スピードが加速する

(※8)こっそり聞いても「なんだ?、お前?そんなことも知らないのか?と、上席の耳に届き
   結局はどっさり資料を渡されます・・。



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2010年05月17日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

先週末のスペイン紙がサパテロ・スペイン首相の発言としてセンセ−ショナルな報道を伝えました。
それは欧州連合(EU)首脳会議の席上でのこと。
ギリシャ支援に後ろ向きのドイツのメルケル首相に対し、フランスのサルコジ大統領がテーブルを叩きながら翻意を要請。
ドイツが支援に参加しないなら、フランスはユーロを離脱すると強く迫り、メルケル首相も最後には支援に同意した、という内容です。

勿論、スペイン政府は直ちに報道内容を否定。真相は藪です。


しかし、そもそもユーロの原点は冷戦終結後の東西ドイツの統合”新生ドイツ”が起点であったのに、ドイツ・メルケル首相は国内からは地方選で政治基盤を揺らがされ、欧州各国から圧力を加えられるなどその威信が傷つけられているのは想像に容易く、最強通貨”ドルマルク”を放棄したことを後悔しているのでは、と慮る限りです。


日米独奇襲作戦
日独米の中央銀行が世界金融市場を仕切っていた当時・・。

ユーロは2008年の米リーマン・ブラザーズ経営破たん以来の安値を対円、対ドルで記録しています。

0514ユーロ円とユーロドル
 出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/ユーロ円/ユーロドル

 

 

週明け東京市場。

日本株相場は欧州経済の先行き不安を背景にしたユーロ安懸念から欧州景気に影響を受けやすい関連株を中心に収益への圧迫化が懸念されるところ。

225指数全体への影響を鑑みた場合、ユーロ円と日経平均株価のトレンドを比視てみると些か足枷懸念が強まるところです。

0517ユーロ円と225
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ユーロ円/日経平均株価



東京ドル円戦略。

ユーロ売り優勢の展開予想から日本株やアジア株の動向次第ではリスク回避の動きが強まるものと考えられ、結果ドル円相場ではドルも円も買われやすい展開を予想。

需給的に取り沙汰されているのが米債償還が山場を越えた、とされるなかで、今度は欧州債の償還・・。

当然、円転圧力の連動がドル円相場でも警戒されますが、週明けに東京市場では材料がないぶん、日本のソブリン格付けに関する報道や株価からの動向がドル円相場を上下ブレさせる可能性が高く連続した切り替えしトレードが結果としてリスク管理に繋がると考えます。


ドル円ぱっと見テクニカル

中期。
今週も欧州諸国のソブリン問題がマーケットの中心材料。
飛び火して我が国のリスク格付けもフォーカスされそうですが週足一目均衡表で見ると今週のドル円相場の上値焦点は雲の上限である93円台前半を上抜けることが出来るか否かが焦点。
些か、上値追いの厳しさを鑑みる所です。

0517一目週足ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/一目均衡表/ドル円


短期。

今週の流れは明日以降、として本日の東京時間は92円台前半を中心とした想定レンジ。
クイックイン/クイックアウトでの切り替えしトレードが無難かと考えます。

0517東京ドル円
所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−2018年 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

岡三アクティブFX
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