2010年03月26日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

テクニカルで簡単把握。
さて、我等がドル円相場、テクニカル的なフォーメーション分析でトレンドを考えると現在の水準は大きな分岐点で推移しており2007年7月以来の長方形推移(=下降トレンドライン)から離脱する機運の可能性が高まっています。

2007年からのドル円週足
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/ドル円


更に具体的な分岐点となりうる水準を中期トレンドの指針となる週足一目均衡表でみると雲の下限93円台後半、そして1月第一週の年初来高値93.68を意識すると雲の帯が推移する価格帯93-95円台を抜けれるか否かで2010年のドル円相場の行方が決定されるといっても過言では無いと考えます。

2010年ドル円週足一目
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/一目均衡表/ドル円

さて、それではドル円93-95円の価格帯を抜ける材料とは何か?を改めて鑑みるとファンダメンタルズでの支援有無や株価上伸、米長期金利の上昇に注視していくことが挙げられるかと思います。


東京材料。
朝方、菅財務相が「デフレ脱却に向けて更なる努力が必要」とコメント。短期金融市場では日銀の当座預金残高が16.8兆円と期末越えの資金供給を継続し無担保コールオーバーナイトレート0.090%水準前後での推移と日銀が意図する施策下で推移。
資金の余剰感が新たな円のファインスに繋がるか否か、と見た場合、東京株式相場での上伸がリスク許容度の拡充としてドル円相場が牽引される可能性もあり、特に本日の東京株式相場は3月期決算銘柄の優待・配当の権利付き最終日にあたり個人投資家を中心とした物色も株価上昇に寄与するか否か、期待されるところです。
転じて機関投資家の動きとしては新年度を迎えるにあたって米債を中心とした海外投資フローのヘッジ(円買い・外貨売り)をしていたものを目先の円高進行回避からヘッジ外しに伴う円売りが考えられ、今後は新年度入りの新たな投資需要も鑑みればドル円相場での上値追いリスクは継続している、と考えています。ちなみに30日火曜日は転換点となりうる満月です・・・。

 

ドル円ぱっと見テクニカル。
上昇時に生じたギャップ(窓)からの下支え抵抗力と対して上からの回帰圧力を巡る攻防に引き続き注意。

0326東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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2010年03月25日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
日米欧のファンダメンタルズから円・ドル・ユーロに差異が生じ、トレンド方向が見出せない中で円は対ドルに対しては弱含みを見せていますが対ユーロでは継続して強含みを見せておりドル>円>ユーロ<ドル>円>ユーロ<ドル、、、の関係が感じられます。
本日のランチは店名に「三国志」や「諸葛孔明」を想起し中国4000年の食文化に突入!<お好きな方をお選び下さい>

高菜ラーメン      五目タンメン
 高菜ラーメン/チャーハン付            五目タンメン/チャーハン付 

「味のバランスが俺と合わない!」とF氏が吼えてました(笑)。中国の歴史書籍愛好家の間では「3極のバランス」として天下三分の計(てんかさんぶんのけい)が良く取り沙汰されますがドル・円・ユーロの関係も均衡・牽制は勿論、反転・逆転、若しくは更なる加速があるやもしれませんので引き続き油断は大敵です。

今夜の材料。
ギリシャを巡るドイツをはじめとしたEU加盟国の意見の不一致は継続。ドイツとギリシャ間の国民感情は計り難いものがありますが、勝手なイメージとしてその一端を名作映画「ナバロンの要塞」から鑑みると明確に国民性が違うのに同じ欧州連合(EU)、というのがそもそも”野合的合衆”の観を否めないのですが如何でしょうか・・。

日米独奇襲作戦
日米独の中央銀行が共同で市場をリードしていたのも今は昔です。

今夜もPIGS(ポルトガルPortugal、イタリアItaly、ギリシャGreece、スペインSpain)を巡る材料、特に特定国の離脱等の報道がなされたら荒っぽい動きを見せる可能性もあり、欧州勢の一部は4月入りからの復活祭(イースター)休暇を控えて手仕舞う可能性も浮上します。ユーロ動向に要注意です。

18:30(英) 2月小売売上高指数
20:30(ユーロ圏) トリシェECB総裁講演
21:30(米) 週間新規失業保険申請件数 (前回45.7万件 予想45.5万件)
22:30(南ア) SARB政策金利発表
22:10(米) ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
23:00(米) バーナンキFRB議長議会証言「出口戦略」(下院金融サービス委員会)
03:30(ユーロ圏) ゴンザレス=パラモECB理事講演
02:00(米)7年国債入札(320億ドル
       EU首脳会議(於;ブリュッセル)

ドル円ぱっと見テクニカル。
上昇時に生じたギャップ(窓)からの下支え抵抗力と対して上からの回帰圧力を巡る攻防に注意。具体的な戦術としてはギャップ(窓)の埋め戻し動意が顕著だった場合、その流れに乗るのも一考。
<参考:上昇起点90.60から直近最高値92.40よりの半値50%戻しが91.50>

0325欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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2010年03月25日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

さて、ドル円が逆襲してきました。円高一転、円安です。
ドル円相場は1月12日以来の水準となる1ドル=92円台の示現となりました。

背景。
ポルトガルの格下げ発表やギリシャを巡るドイツをはじめとしたEU加盟国の意見の不一致に加え欧州の一部の国家の信用リスク(ソブリンリスク)を意識して対ドルでユーロ売り圧力が加速して増大。ドル上昇からドル買い・円売りに連動して繋がっています。

0325ドル円とユーロドル

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/ユーロドル

米国債市場では米債入札の不調により、今後も厳しい結果になるとした予想<今夜02:00米7年債入札(320億ドル)>から、長期金利が上昇(債券価格は下落)。米10年債利回りは3.70%近辺から3.80%まで急騰しドル買いに拍車をかけ、トレンド相関性指向の強いドル円相場でも日足チャートで見るとシンクロ推移が顕著に確認できます。

0325ドル円と米10年債
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/米ドル円/米10年債金利

 

中期的上値期待。
ドル円相場90円台後半に多くあった抵抗線を次々にブレイク。調整的な動意も意識される一方で中期的な上値追いターゲットとしては週足の一目均衡表で見た場合、雲の下限93円台後半、そして1月第一週の年初来高値93.68を意識した93円台に向けたアプローチの可能性も浮上してきました。

2010年週足一目ドル円0325
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・週足/一目均衡表/ドル円

東京ドル円戦略。
米長期金利の上昇も一服。久しぶりの92円台ということで輸出企業が駆け込み的なドル売りや期先の為替予約、または上昇に伴う短期利益確定と思しきドル売り・円買いが上値を押さえて東京は開始・・。
ドル円の調整動意を意識しつつもユーロドル1.3300ドル、1.3200ドルに大量のノックアウトオプション設定観測があり防戦買い圧力が想定される一方で下抜けを試す可能性も高く、その場合一段のユーロ安進行・ドル買いがドル円相場に影響する可能性から東京時間夕刻のロンドン勢参入時も意識した短期トレードが望ましいと考えます。


ドル円ぱっと見テクニカル。
本日の東京市場時間は上昇時に生じたギャップ(窓)からの抵抗力と回帰圧力を巡る攻防が目先の相場水準の移行に関わる最大のポイントと考えています。

0325東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/米ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。(東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 副委員長、東洋大学 社会人基礎力 特別講師)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

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