2010年08月30日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

僭越ですが本日の午前中、臨時の日本銀行金融政策決定会合の最中に某大手金融情報べンダー様に取材
を受けました。
取材にお答えした内容は以下です。どこかでお目に触れれば幸甚です。

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「日銀政策委員に日本の夜明けを託す」―。

●日銀は本日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決めるようだ。日本の夜明け
  を日銀政策委員に託すといったところだろう。

●日銀の金融政策決定会合に参加している白川日銀総裁を含め9人の出身地を見ると、福岡が3人、
  山口が2人、東京と神奈川、大阪、兵庫がそれぞれ一人ずつ。
 メンバーの出身地が「西高東低」と、まるで幕末の倒幕雄藩「福岡藩・長州藩」のようでもあり、
 冬型の気圧配置のようでもあり・・。「民主党幕府」のある東京からは遠い。
●日銀は独立性を重んじるなか、今回の緊急会合は政府の圧力に屈する形で行なわれた可能性が高い。
 この日銀の独立性に抵触した形での緊急会合が今後、どのような波紋をもたらすかにも注目している。
 
●株価は日銀の追加緩和の期待から、急騰している。株式市場は今回の日銀の動きを、昨年12月の
 「ドバイ・ショック」時の局面を連想しているのだろう。
 「ドバイ・ショック」後の昨年12月に日銀は急遽、追加の金融緩和に動いた。その結果、9000円割れ
 直前であった日経平均株価は年末にかけて切り返し、今年のゴールデン・ウィーク前には1万1000円
 台を回復する水準にまで上昇した。
 また、為替も1ドル=85円割れの水準から、今年のゴールデン・ウィーク前には95円水準まで円高
 修正が進展した。
 今日の株式市場の急騰は昨年の日銀の追加緩和が誘発した動きを期待してとのことだと思われる。

●個人的には追加緩和に瞬間的には好感、若しくは持続に期待はするものの、その内容自体に目新しさ
 や織り込み想定可能とする内容だとその後はさらなる手を打たないと影響は限定的になり、効果も
 剥落するもの、と予想している。
 
●日経平均が年初来高値を付けたのが4月5日。この時期に信用で買った投資家の期日が10月上旬。
 また、円高の影響が出ていると推察される企業の7-9月期決算が発表されるのが10月の中旬。
 10月は需給的にも、企業決算的にも、株の上値を重くさせる材料が多い。
 
●今回の日銀の動きが、相場反転のきっかけになったとしても、10月に入れば、相場の上値を抑えら
 れる展開と予想。
●今日の株価急騰に対しても冷静に対応する必要性があるのではないか。
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以上、憚りながらお答えいたしました。当ブログで見解を示している内容とほぼ同様です。

さて、上記コメント後、日銀が発表した追加緩和策は新型オペ の供給額を30兆円程度に拡大し、その
うち10兆円程度の期間を6ヶ月とするもので、事前に報道されていた内容とほぼ同じ。
日本銀行のホームページを見ると(是非、一度はご自身でも御覧になってみてください。)
-------------
8 月30 日(月)9:00〜12:06
・出席委員

<総裁>
白川方明 
<副総裁>
山口広秀  
西村清彦 
<審議委員>
須田美矢子
野田忠男 
中村清次 
亀崎英敏 
宮尾龍蔵 
森本宜久 

そして上記のほか、
池田元久 財務副大臣(9:00〜11:50、11:56〜12:06)
平岡秀夫 内閣府副大臣(9:00〜11:50、11:56〜12:06)
が政府側から出席、とされ議事要旨の公表日時は10 月8 日(金)8:50、とされています。

また、固定金利方式の共通担保資金供給オペレーションについて、期間6か月物を新たに導
入したうえで、同オペを通じた資金供給を大幅に拡大することを須田審議委員が反対している事も記され
ています。過去、同議員の意見からインフレリスクを恐れての意見なのだろう、と市場では類推されてい
ます・・。

一方、同追加策は週末の米雇用統計の内容次第では日銀も国債の買い入れ増額など一段の緩和を市場から
求められかねないことから金融政策に打ち止め感を出せなかった、とも考えられ、あくまでも下方リスク
に対し前倒し的に追加緩和を行ったとした措置。

事実、白川総裁から「政府が対策を取られることも私共として意識した」と述べています。

さて、今後、第二幕、第三幕が有り得るのか否か。
9月7日には定例の日銀金融政策決定会合が予定されています。

 

今週の覚悟を再確認!
残念ながら持続的な円安には繋がりませんでした・・・。

日本銀行の臨時金融政策決定会合や白川方明総裁の会見を通過し、市場の想定範囲内の結果、として
朝方の円売りの動きが調整される格好となっています。
今週は月末/月初でのポートフォリオ運用を行う際に、相場の変動などにより変化した投資配分の比率
を調整するリバランスが株式市場等で出やすく、また注目の米雇用統計を控えて乱高下材料が多数。
需給的には9月6日月曜日がレイバー・デー(労働者を讃える日)になることから週末からニューヨーク勢は
3連休となり、ポジションの縮小/手仕舞いがいつになく前倒し的に出やすい事も御念頭に。


今夜の材料。

英国市場休場(サマー・バンクホリデー)
21:30(米) 7月個人所得 [前月比] (前回±0.0% 予想+0.3%)
21:30(米) 7月個人支出 [前月比] (前回±0.0% 予想+0.3%)
21:30(米) 7月PCEデフレーター [前年比] (前回+1.4% 予想+1.4%)
21:30(米) 7月PCEコア・デフレーター [前月比] (前回±0.0% 予想+0.1%)
21:30(米) 7月PCEコア・デフレーター [前年比] (前回+1.4% 予想+1.4%)
21:30(加) 第2四半期経常収支 (前回-78億CAD 予想-100億CAD)
21:30(加) 7月鉱工業製品価格 [前月比] (前回-0.9% 予想+0.4%)
22:30(米) 米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) ニューヨークオプション行使時間期限 
24:00(英) ロンドンフィキシング
02:30(米)ブラードセントルイス連銀総裁 規制改革についての会議であいさつ    

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/諸官庁・各種情報ベンダーより

今夜のドル円戦略。
本日のお昼は奮発して、某割烹ランチの「カレイ揚げおろし」
相場のほうも「華麗にあげて、おろして」しまいました・・。ゲンを担ぐものとしては些か反省です・・。

銀座7丁目の唐井筒のカレイ揚げおろし
        PHOT by Koji

今夜はロンドン勢不在の中で米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が27日に「あらゆる可能な
手段を講じる」姿勢を示したことを受けての米株式市場動向の行方に注視。動向次第でリスク回避姿勢の
緩和有無が図られると感じます。

ドル円パッと見テクニカル。
下値84.20-30からの力強い上昇サポートが同価格帯に上伸への橋頭堡(きょうとうほ)
を構築。84円台前半が最終防衛線として意識されるところ。足元84.70-80の維持の有無。
対して上値は8月中旬以降、84円80-90で「トリプル・トップ」を構築。
上値重さを改めて知らしめされた格好となりました。

今夜も引き続き小刻みなトレードでリスク管理に重点を置くイメージで考えています。

0830欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ドル円



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力也のFX道場 

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2010年08月30日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


週明け東京外国為替市場での指標材料は以下、

09:00(日本)臨時の日本銀行金融政策決定会合
13:30(日本)山口日銀副総裁 パネルディスカッションに参加(東京、31日まで) 
14:30(日本) 白川日銀総裁記者会見

注:ロンドン市場お休み

日銀政策委員会メンバー
<総裁>
白川方明(出身地:福岡県)    日銀      

<副総裁>
山口広秀 (出身地:神奈川県)  日銀     
西村清彦 (出身地:東京都)   東大院教授
<審議委員>
須田美矢子(出身地:山口県)   学習院大教授
野田忠男 (出身地:山口県)   みずほFG副社長
中村清次 (出身地:福岡県)   商船三井副社長
亀崎英敏 (出身地:福岡県)   三菱商事副社長
宮尾龍蔵 (出身地:大阪府)   神戸大経済経営研究所所長
森本宜久 (出身地:兵庫県)   東京電力副社長

(日本銀行のHPで各委員のお顔写真と略歴が御覧に成れます。)

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/諸官庁・各種情報ベンダーより


日銀政策委員会メンバーの出身地を見る限りだと”西高東低”となりますが、さて、どんな議論が
なされ緩和策が示されるのか。政治空白、民主「分裂」孕みでの政策停滞の長期化懸念が本日の結果
次第で現実のものとなる可能性が高まります。

 

ドル円と豪ドル円への影響は?
新型オペの供給額20兆円を30兆円程度に増額することなどが予想されていますがいずれにしても
山口日銀副総裁のスケジュールから少なくとも午前中には終えて、昼ぐらい?に発表されるイメージ・・。
セミナーや当ブログを通じて以前も指摘しましたが昨年12月ドバイ・ショック後、急激な円高・株安
で景気が失速する懸念が高まった、として追加緩和に踏み切りましたがその際のドル円相場は円売り
で急伸。
1ヵ月後にはドル高・円安が約7円幅進行。豪ドル円は78円半ばでの推移が1ヵ月後は86円台前半で推移
しており約8円幅の豪ドル買い・円売りが進行しています。

1202から1ヶ月間のドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・2時間足/ドル円

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が27日に「連邦公開市場委員会(FOMC)は、必要と
判断されれば、伝統的手段を通じて追加の金融緩和策を講じる用意がある。景気見通しが著しく悪化
した場合には特にそうだ」と言明。

景気回復の継続を確実にするため、「あらゆる可能な手段を講じる」姿勢を示しており3日金曜日の
8月米雇用統計発表前後までセンチメントの改善が持続するのかが焦点とされます。

 

ドル円パッと見テクニカル。
下値は84.20-30からの力強い上昇サポートがれ同価格帯に上伸への橋頭堡(きょうとうほ)
を構築。
上値の85円台後半、85.90、86.00、86.40のストップロス値を抜け、86円台半ばに向けてアプローチと
出来るか否か
臨時政策会合の中身次第、評価次第の観からリスク管理上、小刻みなトレードをイメージしています。

0830東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60分足/ドル円



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力也のFX道場 

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2010年08月28日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
8月もまだ数日ありますが、今回は特別に9月の経済指標を公開したします。

岡三投資情報の総合投資戦略月間見通しの中から9月の主なスケジュールが以下となります。

【9月の主なスケジュール】

当社に口座をお持ちですと他の証券取引画面からも多数の岡三証券グループ各社の
投資情報/経済統計/予定等が御覧になれますので併せて投資スケジュールにお役立て下さい。
e-profit FXチャート内のコンビニ欄でも年内12月までの経済指標予定が確認できます。

2010年12月予定

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/各情報ベンダーより

東京金融取引所金融取プラザセミナーの受付中!

「ドル円」の落日。〜日銀包囲網〜
開催日時 2010年09月16日(木) 18:30〜20:00  

金融取でのセミナー風景



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力也のFX道場 

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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−現在 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


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