2010年08月11日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


憚りながら先刻、ラジオNIKKEI「マーケットカレッジ 集まれ株仲間!」に出演させていただきました。

以下、市場概況として述べさせて頂いた見解です。
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前夜からの動きの解説
●昨晩のFOMC声明が予想よりもハト派的な内容となったことが指摘できる。

●エージェンシーMBS、いわゆるモーゲージ債の償還資金を米国債に再投資することが決定されたこと
  から、声明発表後米長期金利が急低下(米10年債利回りは7bp低下)し、ドルは主要通貨に対して全般
  的に下落。

●今後再投資される償還資金は期間が長めの米国債(NYFedの声明によると2-10年モノが中心)にあて
 られることが決定されており更に金利が低下する事が予想され、テクニカル的にはシンクロした連動性、
 感応度が高いドル円相場も下降トレンドの継続懸念される。

0811ドル円と米10年債金利

(参考:出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・ドル円/米金利10年債)

●対して昨日の日本では、一部で取り沙汰されていたのは昨年11月20日に発表した月例経済報告で、
 日本経済は「緩やかなデフレ状況にある」と記され、直ちにデフレ宣言、政府・日銀が一体ととなった
 ”デフレ対策”が本格化した起点であったが昨日発表した8月の月例経済報告は直近の経済報告とほぼ
 内容の変化はない。


●日銀会合は予想通り政策金利を据え置きであったものの声明が殆ど前回会合と同様であったことは
 やや意外。津村内閣府政務官などからは、今回の日銀の対応は従来政策の効果を見極める段階
 として評価コメント・・・。

●政治的圧力が想起できる中で今回は苦渋の判断だったのか。今後、追加緩和に踏み切る可能性は排
 除できない、とすると追加緩和の可能性は9月7日ないし10月1日の日銀短観を見ての10月5日までは
 日銀施策に変化がない、と感じる。

 

 


ドル円相場に注目。
本日の東京タイムで注目されるものは、発表前に材料視されている

11:00 (中) 7月生産者物価指数[前年比](前回+6.4% 予想+6.0%)
11:00 (中) 7月消費者物価指数[前年比](前回+2.9% 予想+3.3%) 
11:00 (中) 7月小売売上高[前年比](前回+18.3% 予想+18.5%) 
11:00 (中) 7月鉱工業生産[前年比](前回+13.7% 予想+13.4%) 
11:00 (中) 7月固定資産投資[前年比](前回+25.5% 予想+25.3%)


本日アジア時間には、中国の7月の主要経済指標、中国の指標が弱い結果となれば、世界経済の先行き
に対する不透明感の高まりが株価の下落に繋がり、円買いバイアスが高まる危惧。欧米時間も蒸し返すか。


●今月半ば目処での米系ファンドの45日前解約ルールも取り沙汰されるほか米国債償還と利払いが
、国内機関投資家による円転・ドル売りの思惑を呼びやすい

●一方で今週の米国債市場では四半期定例の入札が予定。
 当然、再投資が意識されるところであり昨晩は3年債(340 億ドル)、今夜は10 年債(240 億ドル)、
 12 日の30 年債(160 億ドル)が予定されFRB国債再投資は2年債と10年債が中心、となっている
 ことから国内機関投資家の円投/円売り需要が正々堂々と意識されての下支えもありえるところ。
 IMM出来高で見ると、相応の円ロングが積み上がり更なる円買い余地も乏しいか、、とも感じる。


●ドルの下降トレンド、とした見方も対円相場と対他通貨、またクロス円とは進行速度に違いを見せ
 ており、特に対ユーロでは5月下旬、6月以降からの弱含み継続有無に警戒。

東京ドル円
ドル円相場は引き続き、各国からの支持を得れそうにない大義のない介入行動がとれない一方で例え
ば、ゆうちょなど公的機関投資家からのドル買い・円売りが邦銀を通じて下支えとなり85.00、84.80、50
に設定観測のあるオプションや仕組み債がらみ、ストップロス設定値への移行を85円前半で阻止できるか否か。

上値は戻る売り圧力や為替予約の圧力を凌いでテクニカル的には8月以降60分足でみて「トリプルトップ」
気味の構築がなされている86.20-40を抜ける事が出来るか否か、がポイントと見ておりドル円相場は
85円前半から86円前半を中心とした値動きか。

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こんな感じです。ぺこり。


ドル円パッと見テクニカル。
「トリプルトップです!」「ダブルボトムです!」―。(テクニカル的な天井感&底打ち感)
別に新進若手芸人さんの芸名ではありませんが、テクニカル的に上下レンジ観が漂う一方、油断は大敵。
小刻み対応でリスク管理、と考えます。

0811東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円



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力也のFX道場 

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2010年08月10日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。


地味なポイントなれど・・。
政府は10日午前、8月の月例経済報告を発表。
直近の経済報告とほぼ内容の変化はありませんが、一部で取り沙汰されていたのは昨年11月20日に
発表した11月の月例経済報告で、日本経済は「緩やかなデフレ状況にある」と記され、直ちにデフレ
宣言、政府・日銀が一体ととなったデフレ対策が本格化した起点であったこと・・。

<内閣府のサイトを御覧に成れば平成10年の月例経済報告から今日発表の月例報告まで全て見れます。是非、一度御覧下さい。>

市場、特に東京金融取引所(くりっく365)のドル円出来高からは値頃感、反発期待でドル買いの買い
越し額が過去最高水準とした指摘で個人投資家の動向はドル円為替において85-87円は底入れ圏、と
した判断もみうけられます。


くりっく365出来高
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート

但し、政府自ら同月例経済報告の中で”アメリカ・欧州を中心とした海外景気の下振れ懸念、金融資本
市場の変動やデフレの影響など、景気を下押しするリスクが存在することに留意する必要がある”と書
かれており、ある意味、政府からの注意喚起がなされている訳ですから引き続き、ドル安志向の値動き
には要警戒してドル円相場にお取り組みください。

 


経済の流れ、相場見通しがなかなか難しい昨今、本日は先の見通しが良く見えるように高級スタンデイング
蕎麦バーでちくわ蕎麦をランチと致しました。

0811ちくわそば
         370円也〜。

 

今夜の材料
21:15(加) 7月住宅着工件数 (前回+18.93万件(+19.28万件) 予想+18.40万件)
21:30(加) 6月新築住宅価格指数 [前月比] (前回+0.3% 予想+0.3%)
22:30(米) 米国株式市場(〜05:00)
23:00(米) ニューヨークオプション行使時間期限 
23:00(米) 6月卸売在庫 [前月比] (前回+0.5% 予想+0.5%)
23:00(米) 8月IBD/TIPP景気楽観度指数(前回44.7)
24:00(英) ロンドンフィキシング
03:15(米) FOMC政策金利発表  

出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート/岡三グループ各社/諸官庁・各種情報ベンダーより

ドル円パッと見テクニカル。
上値焦点は直近の「ダブルトップ」構築から86円台前半乗せ、更には86.60や90のストップロス設定値
に上伸アプローチ出来るか否か。
下値焦点としては85.00、84.80、50に設定観測のあるオプションや仕組み債がらみ、ストップロス設
定値への移行に警戒。長い夜になりそうです・・。

0810欧米ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円

 

明日は僭越ながらラジオNIKKEI「マーケットカレッジ 集まれ株仲間!」前場概況(10時頃)に出演予定です。



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2010年08月10日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。

某一流経済新聞を見ると「値頃感、反発期待でドル買いの買い越し額が東京金融取引所(くりっく365)
で過去最高水準」と個人投資家の動向を紹介していますが他面では過去8月の円高理由を紹介。
8月の過去則と行方に関しては当ブログ、若しくは僭越ながら先日、収録いたしましたオンデマンドセミナー
”【30分特番】8月のFX怪談 〜円高の恐怖に立ち向かう〜”で述べさせたて頂いたのとのとほぼ同様
でございます。

0806WEBセミナー1ドル紙幣と100円紙幣
                                                                

今日をどう読むか?
本日の外国為替市場ドル円相場は日本銀行の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)それ
ぞれへの思惑、そして追加金融緩和政策次第で相場展開が進むものと思われます。

特に「日米金融緩和度」の違いを手掛かりに相場の流れが出てくるものと思われますが、加えて夏休み
である事から”夏枯れ相場”として市場参加者も減少しており発表時での値動きには要警戒となります。

オンデマンドセミナーでも述べましたが米債の償還、そして再投資に振り回される可能性、若しくは
米系ファンドの45日前解約ルールも取り沙汰される中で本日のドル円相場の最初の山場は東京時間の
お昼から夕刻、二回目は深夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や声明が発表がなされたあとで
あり、それ以外はポジション調整を中心として積極的な商いは手控えられると考えられます。   


米国サイドは一般にFOMC開催の前週火曜日から開催週の金曜日までは、関係者は金融政策については
コメントしないという「ブラックアウト(報道管制)期間」が設けられているため、主に日本サイド
からの要人コメントが警戒されるものと思われます。
日銀金融政策決定会合発表後や白川総裁会見後、各界の要人コメントがなされれば憶測を生んで活発化
する可能性を考えています。


お昼頃(日) 日銀金融政策決定会合結果発表
15:30 (日) 白川日銀総裁・記者会見
03:15 (米) FOMC政策金利発表  


シンプルなシミュレーション まずは東京時間の日銀金融政策決定会合を材料視した場合、「日銀は追加金融緩和に消極的」「やはり円高歯
止めの対応を当局が行うには程遠い」と市場に受け止められれば、円買い・ドル売りが活発化しかねない、
と考えています。


ドル円パッと見テクニカル。

0810東京ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足/ドル円



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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。
(2014年−2017年 東洋大学 社会人基礎力 特別講師)
(2012年−現在 東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 委員)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


「勝ち残りFX」(扶桑社)

岡三アクティブFX
(店頭FX)
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