2009年12月24日

お疲れ様です、、岡三オンライン証券の武部力也です。

朝方ですが11月19-20日に開催された日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表されました。<詳細は日銀HPで確認可能です>

出席者は白川総裁、山口・西村の両副総裁、そして審議委員として西村、須田、水野、野田、中村、亀崎各氏。
そして19日は政府から財務省 香川大臣官房総括審議官、内閣府 梅溪 大臣官房審議官(経済財政運営担当、20日には野田財務副大臣と日銀出身の津村内閣府大臣政務官とされています。

議事録の中で気になったのは
『定義の違いもあり、日銀がデフレという言葉を使う時は細心の注意払う必要』-多くの委員
『わが国はデフレ的状況に入りつつあるのではないか』─内閣府からの出席者

といった玉虫色的な見解が示されていること・・。

そもそも11月20日に菅直人副総理兼経済財政担当相は20日の閣議後会見で、「日本経済はデフレ状況にある」との認識を表明し事実上の”デフレ宣言”を行い、独立の立場ではあるものの日銀に対する政策協調を促す狙い、また、“圧力”と“牽制”があったと感じるのですが、どうもチグハグ観は否めず、シニカルに捉えれば日銀白川総裁は追加緩和観測を強めたり弱めたりする両方向の発言を講演等で繰り返したり、まったく触れなかったりと、はぐらかしているのか、担保されるのが嫌なかのか、それとも独立性を重んじてなのか、良くわからないのが現状です。

もっとも、現在の日経平均株価及びドル円レートは9月16日に鳩山内閣が誕生した当時の水準に回帰しており、マクロ指数に対してはある程度、新政府の責任回避は果たせたともいえるわけで、あとは閾値(しきいち)、感覚的な景況感回復が第一義、としたスタンスに移行させていくのかもしれません・・。

20090916からの日経平均株価
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/日経平均株価

20090916からのドル円

今夜のドル円。

以前指摘したとおり、そもそも日銀短観で明らかになった想定為替レート(大企業・製造業)は年度通期92.93円、年度下期が91.16円とされたことからドル円為替相場では、輸出企業による3月決算に向けた「採算レート死守91-92円」としてドル戻り売り意欲が国内輸出企業など確認され、上値重さから反落・・。一時は84円台までみただけあって90円台は”御の字”なのかもしれません。

1224夜のドル円

テクニカル的には下値のギャップ(窓)が下支え機能を果たすのか、否かに注視。いずれにしろ市場が薄いだけに急動意には要注意です。

さん太



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2009年12月24日

お疲れ様です、岡三オンライン証券の武部力也です。
さて、クリスマスイブのドル円戦略です。

相場環境の概要。
クリスマスイブ<米株式・債券市場短縮取引(クリスマス休場前)>そして欧米では大雪との予報から市場参加者の減少は否めず、東京市場、欧米市場と商い閑散で相場も方向感に欠ける展開で予想します。

詳細。
市場では、年末年始の休暇を前にした輸出企業から、機械的なドル戻り売りが観測されており、ドルの上値が抑えられている一方、東京午後の白川日銀総裁の講演や、米国市場での耐久財受注と新規失業保険申請件数の内容次第では、一段の円安・ドル高のリスクも残されおり、薄商いの中で、こうしたイベント・リスクがスプレッドを広げ、値を飛ばして上値追いの可能性を高めることから要注意です。

14:15 (日) 白川日銀総裁・日本経済団体連合会評議員会において講演
22:30 (米) 週間新規失業保険申請件数 (前回48.0万件 予想47.0万件)
22:30 (米) 11月耐久財受注[前月比] (前回-0.6% 予想+0.4%)
22:30 (米) 11月耐久財受注[前月比:除輸送機器] (前回-1.3% 予想+1.0%)

テクニカル。
短期的にはドル円相場をボリンジャーバンドで見るとおおよそバンド内上下で収まる可能性が高く、60分足ボリンジャーバンド中心線推移91.67を中心として推移するものと考えます。<何もなければ、インターバンク関係者は暇になりそうですね>

1224ドル円
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・60足ボリンジャーバンド/ドル円

また、先日指摘したドル円上値の焦点10月30日高値91.59、10月29日高値の91.82はクリア済み。
今後は91.80-92.10のギャップ(窓)を乗り越えて10月27日に示現した高値92.33円にアプローチできるか否かがポイントと考えます。

1224ドル円日足一目均衡
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/ドル円


豪ドル円は穴場?。
世界的な株価安定化による安全逃避の後退などが資源高や債券価格を圧迫(金利は上昇)し豪州債券市場では10年債金利が大幅に上昇(債券価格は下落)。結果として金利差面で豪ドルを下支えしており、豪ドル円が下げ止まりを持続し、一目均衡線雲の下限の抵抗80.77に肉薄・・。
豪ドル円12月クリスマスイブ
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足・一目均衡表/豪ドル円

日銀による長期の金融緩和政策の継続がどこまで対豪ドルで円売り圧力を高めるか、注視しています。

プレゼント。

クリスマスケーキ



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2009年12月24日

おはようございます、岡三オンライン証券の武部力也です。


さて、少し気が早いですが、本年のドル円と日経平均株価のチャートを眺めて今年を振り返ってみました・・。

やはり、相場に大きな影響を与えたのは8月末の衆議院選挙で民主党の歴史的な大勝利から、与野党が逆転、鳩山新政権が誕生したことになるでしょうか。

特にドル円相場に影響を与えた今秋からの藤井発言は円高推移へと誘引し、それが株価へも影響を及ぼし、遂には11月27日にそれまでの発言から一転することとなりました。


2009年9月 3日  藤井民主最高顧問
           「為替介入、よほど異常なとき以外やるべきではない」
     9月16日 藤井氏、財務相就任「為替が緩やかに動くなら為替介入には反対」
     9月17日 「輸出支援の円安誘導は良いことではない」
     9月25日 「円安政策は取らない」「安易な市場介入は支持しない」」 
     9月28日 「輸出、大企業を中心に皆が潤う時代は終焉」 
                 「最近のドル/円の動きは異常ではない」 
     9月29日 「為替が異常に動いたら国益に反する、しかるべき措置」 
     10月15日 「円安が良くないとか円高が良いとはひと言も言っていない」 
     11月10日 「円高はドル安、米経済政策の問題」 
     11月25日 「円高はドルの弱さのため」
     11月27日 「共同声明の検討も含め、欧米と臨機応変にやり取り」 
           「介入については申し上げない」 「適切な措置取ることもあり得る」  
           「為替動向、必要に応じて米欧と連絡を取る」
           「景気への影響、円高の害のほうがずっと大きい」 

2009年1月から12月ドル円と日経平均
出所:岡三オンライン証券:e-profit FXチャート・日足/ドル円/日経平均株価

改めて確認するまでもありませんが、日本経済のバロメーターは株価が第一であり、そして普段は大きな影響を与えないのに調子が悪いときに限ってドル円レートが株価に重大な影響を及ぼす・・。藤井発言の変容もその例に当てはまると思います・・。

ドル円レートと株価という二つのマクロ指数を見ることが一番シンプルなマクロ経済の比較分析ですね。



okasanonline at 08:07コメント(0)トラックバック(0) 
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プロフィール
武部力也(たけべ りきや)
岡三オンライン証券(株)
投資情報部長 兼 シニアストラテジスト

【経歴】
東京都出身
1989年
日本大学法学部卒業・東京短資入社。トウキョウフォレックス、トウキョウフォレックス上田ハーロー/東京外国為替市場インターバンク(銀行間)市場・ドル円外為ブローカー。
2001年
トウキョウフォレックストレイダーズ証券・情報企画部部長、金融法人事業部部長。
2006年
トウキョウフォレックス・法人営業、営業推進部長。
2009年
岡三証券入社。(東京金融取引所 為替・株価指数証拠金市場運営委員会 副委員長、東洋大学 社会人基礎力 特別講師)

【趣味】
剣道、映画鑑賞。

【活動】
■ラジオNIKKEI「マーケットプレス」
日本テレビ(BS/CS)「NEWS24まーけっとNAVI」
東京MXテレビ「東京マーケットワイド」「WORLD MARKETZ」
ほか、日経CNBC等に定期出演、金融系マーケットメディア、新聞、経済誌などでレポート執筆
■公式ブログ「力也のFX道場」
■公式動画「株と為替の売買シナリオ」

【著書】
「勝ち残りFX」(扶桑社)


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